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酒々井の夜明け

多様なレンズを通して鉄道を見つめるNikon持ちのブログ 

陽光を追う 2

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うかぶ



前回の続きになります



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D850 Ai-S Nikkor 50mm F1.4(×1.2クロップ)

 東京都区内⇔北九州市内のゴールは「戸畑」に致しました。扉カットの「若戸航路」を使ってみたく、今回の行程に組み込んで向こう岸の若松から、往復乗車券の復路が始まります。

九州へ特に用事があるわけでなく、何を撮るわけでもなく、若戸航路の短絡性を感じながら折尾で乗り換え。小倉まで引き返してきました。眠気の先に本州の入り口をくぐり雀田への送り込みに時間に合わせるとします。


 天気の具合といえば大きめの雲に太陽が出たり入ったりの一番厄介な天気というもの。
宇部新川から小野田行きで外を見ながら厚東川、妻崎、本山支線の本運転…どうしたものか。ころころ変わる光源に余裕を失わないためにもパターンで行動。

迷った末に長門長沢駅から戻る形で現場入り。陽が陰り光線の均衡を望んだと思えばご覧の有様。また夕方の本山支線は朝の運用と別の123系が入り、朝の担当であったクモハ123-6は夜から新山口を往復する運用へ、クモハ123-5は小野田線内を終日往復し続ける運用。消去法で前面が白い幕になっている2・3・4のどれか(朝の段階でわかる)が来ることになります。

 側面に方向幕があるために面縦では絵にすると最弱で、側面を活かそうにも光線状態がどこも面トップであり、現場の調査と割り切って臨みました。欲を申しますと、この回送列車は冬季ともなると日没時間の関係で恐らく光量が足りなくなります。そうともなると余計に撮りたくなってしまいます。




_DSC8862-501.jpg
D850 AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR  




もういい。


やめだ。深追いはしない。







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D850 AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR 123系単行による 宇部岬行き

9月13日。

 一先ずとこの日に小野田線内で運用に入る123系だけ目視確認。撮りたいものをそこで掴んだ気がしました。GPVによる雲行きと宇部新川駅構内の配置を参考に一手を打ちます。今日は宇部~岩鼻の橋梁に狙いを定め、光量の均衡のなか走行カットを狙うもの。この現場は順光の時間帯に123系が通らず、朝の時間帯は岩鼻側だけ面トップになってしまう厳しい条件をもっています。


 今度こそ側面幕の車で何か撮りたい。それのアウトプットをここで消化いたします。
ここでは「宇部岬」行きに注目します。平日に2本のみ存在する列車で、その片方は123系単行でのこの列車を頂戴する作戦です。それでもって現地は曇りの確証のある雲行き。光線は出ても構わないが濡らす程度を頼みます。 さあ、乗ってきた。

岩鼻駅を降りて宇部側の踏切から戻るように調査をし、腰を落ち着けたのがこの場所です。

画面構成において、鉄橋で筆者が注意しているのは橋脚で、そこに40トンはある123系が通ることを考えると右端の橋脚が心理的に欲しいです。そこの余裕と架線柱を入れないようマージン調整。切る位置は少し真ん中寄せとし、川の明るさとメインの差を活かしながら比重の調整と、注目点の分散を防止させるように狙っていきます。

単行のアップであるため意外と見た目よりも通過速度は速いです。D850で拾い、AiAF80-200/2.8が付いたD700でも前後の切り位置で単行を捉えるためのヒントを今後のために押さえました。



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RICOHFLEX Dia
Film:PRO160NS パララックスを見切れなかったことが起因しA4比率にトリミング

残念ながら晴れてきてしまい、岩鼻駅まで戻り大きな駅で時間調整と行こうとセオリーを組んでおりました。


厚東川のこの現場は海が近く、2019年3月に小野田線側の橋梁では、潮の満ち引きでかなり条件が変わるところを目の当たりにしてきました。
ここも例外ではなく、行きがけは引いていた川幅が川の縁まで満ち、画面内に置かれた小船も当初は縁の辺りに打ち上げられていました。時間が許す、宇部行きで来る次の123系も狙ってみることにしました。デジタルとは違う別のアプローチ。ここで二眼レフのRICOHFLEX Diaを三脚に据え付けます。

面トップなりに対策を講じて対処した流れで特に思い入れがありません。スクエアで結果を作れなかったことが悔やまれます。



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D850 AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR  美祢駅。駅舎隣接の1番のりばだけが稼働

 青春18きっぷで動いていたのならば徒歩と併せて小野田線内の撮影をしていたと思います。ちょっとそこまで小銭を気にしてまで撮ろうとはせず、戻って来れる行程を組みたてて夕方まで旅の部を展開します。
接続乗り換えで美祢線のキハ120系は2両でも立ち客がある程度出るほどの混雑です。またここでも学生に混じって降り、美祢駅の改札窓口を通りきるのを見計い、岩鼻からの差額運賃を精算しました。

1時間半ほど空き時間です。何故ここで下車したかと云えば「みどりの窓口」の存在です。昨今、特に都市圏ではICカードが定着して簡便な交通手段となりました。しかしながらルールの適用の仕方は切符と扱いは変わりません。知っていれば活用ができます。

岩鼻から察していた事態として財布が寂しいです。近くの郵便局で小遣いを引き出して近くの専用線跡に目をやってふらふらしてきたら、駅舎内のベンチ脇に荷物が腰を落ち着けます。一通り戻って来れるのを確認して窓口に。


 ここで購入する切符は南大嶺→宇部新川の普通乗車券です。今回つかっている往復乗車券も該当するのですが、乗車券の経路は自由に決めて買うことが出来ます。まさにオーダーメイドです。
経由の内訳は 美祢線・山陰本線・山陽本線・小野田線・宇部線 で、お値段は2,590円也。隣の自動券売機でも厚狭経由の切符が買えます。片道101km以上の移動距離になるようにして途中下車を可能にすること、いちいち小銭を飛ばして細かい移動をしたくなかったことが目論見です。
大人の都合、いい加減つかってもいいですよね。

1000円札が不足している旨の貼り紙がある券売機に千円札を飲ませてやり南大嶺までの切符はここで。切符を握りしめたと思った途端にどこかから元気が湧いてきます。10時32分発の708D、南大嶺を10時45分に出る長門市行き707Dから、宇部新川までの切符を適用します。


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写ルンです1600 Hi・Speed 

南大嶺から、未更新の薄暗い車内で大人しくしていると沿線で稼働しているコンバインが目に入りました。はっ!、、、と思い必ず巻きかけにしている「写ルンです」をショルダーのサイドポケットから摘まむように出すと、最後尾では初秋が待っておりました。

目視確認から撮影までで最も速いのがレンズ付きフィルムの売りです。長門市までの乗車中にRICOHFLEXのフィルムも交換してこの後の撮影に備えておきます。

読者の皆様は鞄の封を開けたままリュックを背負わないでください。筆者は長門市駅のどこかで撮影済みのブローニーフィルムが入った入れ物を落とし、停車中の969Dの車内で弁当をかきこむ途中、『これ落とした方いらっしゃいませんか?』のニュアンスでブツを顔の高さに上げて歩いて回っていた係員から回収する羽目になりました。
絵面としては行儀のよろしくない人の不注意を見つけてくださり、まことにありがとうございました。



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RICOHFLEX Dia
Film:PRO160NS

 ここで降りたのは筆者だけ。あの乗車券では、ここが最大の目的かもしれません。以外と遠くまで下関方面は見通すことができ、そこまでは長い下り坂であり、キハ40は走り慣れた足取りで去っていきました。


暑さだけが現実をくれます。ひとしきりここから動くことはありませんでした。




つづく






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Party now(2020/06/19)
Body
・D850 × MB-D18
・D700 × MB-D10
・D7100
・F2 Eyelevel(black)
・F-501

・Konishiroku Pearl II
・LUMIX DMC-GF1


Lens
・GN Auto NIKKOR·C 45mm F2.8
・NIKKOR H Auto 50mm F2
・NIKKOR P・C Auto 105mm F2.5

・Ai AF Micro Nikkor 105mm F2.8D(借入中)



・AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR
・Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm F2.8D ED〈NEW〉
・Ai-S Zoom-Nikkor 35-70mm F3.5
・Ai-S Zoom-Nikkor 80-200mm F4
・SIGMA 120-300mm F2.8 DG OS HSM | Sports

・LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
・M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
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