酒々井の夜明け

多様なレンズを通して鉄道を見つめるNikon持ちのブログ 

【写真の効能書き】 第7回 適正露出の出し方・フィルム感度(ISO感度)

さて、重要な回がやってきましたよ。第7回はそれらの使い方に行きたいと思います



第5回・第6回で絞りとシャッタースピードの要素だけ軽く触れました。

それぞれの効果をおさらいします。

絞り( F値)は、
数字が大きければピントの合う範囲が広く、小さければ狭くなる。F値は絞り込むとその分だけ光量を遮断する。

シャッタースピードは、
数字大きければば動くものをとめて、小さければブレが発生する。フィルムに光を与える時間を示しているので速いほど暗くなる。

でした。ここまで押さえていれば次にやることはそれらの「組み合わせ」になります。


一例をご紹介したいと思います。

_DBC2169-560.jpg
1/60sec F5.6

_DBC2168-530.jpg
1/30sec F5.6

_DBC2165-515.jpg
1/15sec F5.6

_DBC2166-508.jpg
1/8sec F5.6

_DBC2167-504.jpg
1/4sec F5.6


F値はそのままでシャッタースピードのみを変えて撮影しました。いちばん適したものはどれでしょうか。いちばん近いのは幾つかモニターを見た限りでは1/15secがいちばん近いと思います。シャッタースピードをそのままにF値だけを動かしても同様の効果があります。しかし、被写界深度が変化します。

いちばん明暗差がないものを「適正露出」といいます。1段刻みで撮影しているため、間が欲しい場合は1/30sec ~1/15secの数字で撮影するともっと近い露出で撮影ができます。古い銀塩カメラでない限りは露出計がついています。まずは落ち着いて、インジケータ表示の振れ幅がないところで切ってみましょう。時間に余裕がある場合は暗め、明るめの物も残しておくと後々便利です。


撮影までの手順は
発見→撮りたい画面を決定する(ピントも作る)→光量をみて露出を決める(まずは適正露出を知る)→撮影

になります。納得いかない場合やきちんとした露出が得られない場合は、場所を移動したり露出を作り直したりで上記の繰り返しをします。


目的の撮りたいものに応じて、あとはひたすら応用になってきます。焦点距離にもよりけりで一概にいえませんが、標準レンズの50mm(FXフォーマット)の場合は遅いシャッタースピードでも1/60secまで稼ぐところから始めるのがいいと思います。
なお上の作例はシャッタースピードでもおわかり頂けるとおり「三脚」を使用しています。立てられる場所である場合に限り、手振れを回避できる手段ですので持っている場合は一考です。




あとここまで来ればフィルム感度(ISO)になります。
簡単に申し上げるなら、感度が高ければ高いほど露出が稼げます

数字は
......25、50、100、200、400、800、1600、3200、6400、12800、25600、51200......
と倍の数字になっていきます。デジカメでしたら1/2・1/3ステップで細かく設定できます。


_1130990-501.jpg
しかし、作例を見てみましょう。。。こちらが大本の画像になります。


200.jpg
ISO200

3200.jpg
ISO3200

25600.jpg
ISO25600

等倍拡大した画像を並べてみました。ご覧になってわかりますように、画像がどんどん粗くなり、数字が高いほどノイズが増えてディテールが失われていきます。

正解は全くありませんが、できる限りノイズ・粒子の少ない低感度での撮影をお勧めします。
私の場合は、ひとまずISO400で括れない場合まではISO400までで調整しています。それでも暗かったり、夜の撮影となる場合は、明るいレンズ(解放が若いF値のレンズ)に切り替えたり感度もISO3200・ISO6400まで引き上げて撮ったりします。

_1130997-256.jpg
こちらはISO25600の画像の大本になります。一見変わりが無いように見えますがそれはモニターやこの大きさで見ているからの話。試しに高い感度で撮影して、A4や六切りくらいのサイズでプリントしてみることも提案いたします。

どんなデジカメでもどこまでが実用範囲かは様々です。まずはお手持ちのカメラで調べ、つかえる限界を調べてみてください。



今回のまとめ
屋外・屋内ともに、光量を観察してみましょう。


今回のヒント
EVatai.jpg


あまり気にせず書いていたらそこそこ長くなってしまいました。
基礎的な知識ゆえ難しい部分があるかもしれません。まずは無理せずトライして失敗することが近道につながりますし、次回の余裕を生みます。また少し意識して時間を使って撮るのも近道になり得ます。

なんか偉そうに書いてきましたが、このコーナーは飽くまで「きっかけ」に過ぎません。他媒体も積極的に使い、自身の知識にしてください。


次回も何か書きます。おたのしみに・・・






・・・何人の読者がここまで読んでくださるだろうか
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