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酒々井の夜明け

多様なレンズを通して鉄道を見つめるNikon持ちのブログ 

レンズの話題 76本目 【Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)】

初めてD700がやってきてもう5年。オリンピックも2回通って季節がまた廻ります。

今回ご紹介するレンズはこちら。。














DSC_0286-501_20160920192225dd8.jpg

Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)です。

大学1回生の後期に何度か使わせていただいた望遠ズームレンズです。
デジタルでの掲載画像はすべてD700。色空間はsRGBでお届けします。




DSC_1571-501.jpg
まずはF5.6時の編成写真から。

100mm弱のレンジなのですが、ワイド側はそのまま使うとたる収差が目立ちます。



DSC_1804-601.jpg
開放では光量落ちが目立ちます。右端、左端の座席で歪曲収差が確認できます。


DSC_1806-601.jpg
F4.5にて、条件にもよりますが光量落ちは1段絞ると良好のようです。


DSC_3681-601.jpg
開放でもうひとつ。中心のエッジはよく出てくれます。


DSC_3788-601_01.jpg
新たに作例画像を再度探していて気がかりに思ったカット。

こちらは200mm開放のテレ側で、ピントの位置は被写体の大きさをみても8m未満とおもわれます。寄ると周辺の流れが確認できます。


DSC_3798-601.jpg
さらに近寄ったもの。距離は4~5m未満です。




       DSC_1985-601.jpg
F8で135mm付近にて。影から光の当たるかなーり微妙なラインとバックのグラデ、キヤ95系の屋根まわりなどうまく再現していると思います。


DSC_1559-601.jpg
こちらもF8で、朝日と霧という難しい条件です。近くの枝から遠くなるにつれてのエッジに注目です。


       DSC_1580-601.jpg
もうひとつ


DSC_1277-601.jpg
強光源時はこれに近いと思います。変なハレーションは抑えてゴーストで逃がすパターンです。




DSC_3517-501_20160920200703e5e.jpg
あの日、ここで最後の113系を迎え撃ちました。



113系も居なくなってしまったところで所見と感想に移ります。


本レンズといえば、F5とともに某メーカーへ反撃をしていく時代の1本です。AiAF-S 28‐70mm F2.8DやAiAF-S 300mm F4D等とならんでライトグレー仕様のモデルもありますね。

自分の機体を手に入れる前、最初に大学の同期からD700とともに借り受けたレンズです。望遠域でF2.8が出るという強みを生まれて初めて知った1本でもあります。課題撮影でNewFM2とトライXのペアとも運用しました(下記)。

描写の所見はAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm F2.8D ED 〈NEW〉より人工物や風景に向いたチューニングという印象を受けます。こちらのメリットは望遠側の描写にコントラスト低下が無く、遠景メインで135mm~200mmを多用する撮り手に向いています。また、SWMモーターを搭載しているところも評価点で、AFの速さも貢献しています。しかし故障には要注意

大きさはAiAF80‐200mm F2.8Dのページで比較画像を載せています。本レンズのほうが2~3割増しの大きさなのはこの世代特有の仕様といったところです。
一方で全レンジで解放での光量落ちは気になり、当時を振り返ると開けてもF3.2~F3.5の画像が目立ちます。いま現在ではNikonのサイトで無料ダウンロードできるCapture NX-Dがありますので、レンズ本体の大きさとゴーストの発生のしかたが嫌いでなければ、難点はそこまでクリアーできない問題でもなさそうです。


img715-601_01.jpg
Film:Kodak400TX
大学1回生 後期課題からの未公開カットより。

特急あさぎり(8号だったと思う) が新宿駅へゆっくり進入する際のシーンです。相手が低速であるものの、ここではフィルムが学科からKodak400TX指定のためISO400固定で、かつ手ぶれせずに撮影するには。 となったときの対策に親しい同期へ声をかけました。

「もしよければ、これ(上記)の撮影にF値の明るさが必要だから貸してほしい」

当時の主力はTAMRON SP 60-300mm F3.8-5.4 (23A)。三脚が駅で使えるならまだいける算段内ではあるのですが立地が許しません。当時なりの『対策』であったと思います。

周辺減光も心得ていて、これも効果として使いながら前照灯と被写体の存在を見せ目線誘導。この類似カットは7枚組の作品シークエンスのシメとして使いました。


自分の写真史のなかでは、本レンズを外しては次の研究対象、いわば疑問は出てこなかったと思えるくらい大きな存在です。次の段階へ確実に拓いた1本でした。


↓メーカーのページはこちら↓
http://www.nikon-image.com/products/lens/nikkor/ai_af-s_zoom_nikkor_ed_80-200mm_f28d_if/

最後にちょっと諸元
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF)
最短:1.5m
絞り開放:F2.8
レンズ構成:14郡18枚
絞りばね枚数:9枚(円形)
フィルター径:77mm


INDEXページはこちら↓
http://untenteisya.blog.fc2.com/blog-category-22.html


最終更新 2019/08/14

関連記事
  1. 2016/09/20(火) 20:51:02|
  2. レンズの話題
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今日も、きっとどこかの線路脇にいます。

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Party now(2020/06/19)
Body
・D850 × MB-D18
・D700 × MB-D10
・D7100
・F2 Eyelevel(black)
・F-501

・Konishiroku Pearl II
・LUMIX DMC-GF1


Lens
・GN Auto NIKKOR·C 45mm F2.8
・NIKKOR H Auto 50mm F2
・NIKKOR P・C Auto 105mm F2.5

・Ai AF Micro Nikkor 105mm F2.8D(借入中)



・AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR
・Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm F2.8D ED〈NEW〉
・Ai-S Zoom-Nikkor 35-70mm F3.5
・Ai-S Zoom-Nikkor 80-200mm F4
・SIGMA 120-300mm F2.8 DG OS HSM | Sports

・LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
・M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
・COSMICAR TELEVISION LENS 25mm F1.4
・Industar61 52mm F2.8

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