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酒々井の夜明け

多様なレンズを通して鉄道を見つめるNikon持ちのブログ 

レンズの話題 111本目 【NIKKOR-S・C Auto 55mm F1.2】


レンズのレビュー順が前後しております。記事の纏めやすさから1本が踊り出ました。










_DCC2993-501.jpg
NIKKOR-S・C Auto 55mm F1.2です。

D850でお椀のフタをとるように見ていきます。



_DSC4834-501.jpg
まずは開放での画面。標準系の域でありながら、浅い被写界深度で遠近比を作っています。


_DSC2572-501.jpg
絞ったF5.6です。四隅までくまなく解像します。


_DSC4805-501.jpg
こちらはF8



       _DSC4977-501.jpg
3つ続けていきましょう。 開放のF1.2

       _DSC4978-501.jpg
F2
中心のみ解像していき、周辺減光がすこし解消します。

       _DSC4982-501.jpg
F2.8
四隅を除いて解像。減光もさらに減ります。



_DSC4802-501_01.jpg
こちらは開放で最短付近まで寄ったもの。


_DSC4807-501.jpg
こんどは逆光のシーン。F1.2

_DSC4806-501.jpg
こちらはF5.6。F値によって出方が変わります。


_DSC6548-501.jpg
F5.6より先へ絞り込むと安定の絵を吐き出します


_DSC4993-501.jpg
被写界深度の取り扱いで望遠レンズのように見せることもできます。

大体「スタンダード」で作る中、このカットだけピクチャーコントロールは「ビビッド」です。

_DSC9406-501.jpg
思い付きでどんどん使っていくと楽しいレンズです。






感想へ行きます。

満足度が高い玉です。何もないように見えてコンテンツ力があります。

50mm F1.4よりも強くクセがあり、そのために広角から望遠まで知識をフルで使います。
どこまで握り、掴み、引き離し、押し込み、距離をとり、、、圧縮と引き(パース)の関係が判らないと収差に目が行きがちになり、これを使う意味が解らなくなってきます。

体感で構いません。『どのF値がどの効果を作り、どれが有用で、目的に近づけるのは何か』


若いF値では崩せて、絞り込めば固められる玉というわかりやすい部類で、それ以上のものは難解な通り道から見つかります。そもそも、節理がわからない場合は不良品と勘違いしても不思議はありません。

F値ごとの傾向は
   F1.2:中心すらエッジが出ない
   F1.4:中心がごく僅かに解像する傾向がある
    F2:中心の解像が確認できる
   F2.8:四隅を除いて解像力が向上する。
    F4:周辺減光がさらに減少する。ごく四隅を除いて解像
F5.6~F8:エッジのピーク?
F11以降:ピークの外で絵は安定するもののエッジが少しなくなる印象


要約すれば難しいのです。

また、購入からしばらく経ち、インプレッションが使い込んでいくうちに霞んで見えた点も今回は敗因と考えております。

Ai NIKKOR 55/1.2から規格2本目。前回の玉は容赦のない堅さで、本レンズはしなやかで固い玉でした。


最後にちょっと諸元
NIKKOR-S・C Auto 55mm F1.2
最短:0.6m
絞り開放:F1.2
レンズ構成:5郡7枚
絞りばね枚数:7枚


最終更新 2020/05/30


INDEXページはこちら↓
http://untenteisya.blog.fc2.com/blog-category-22.html


↓「続きを読む」からは同一の被写体による『F値ごとの変化』がご覧いただけます


こちらでは同じ条件でのF値ごとの変化を貼ります。

【共通】
使用機:D850 
ピクチャーコントロール:スタンダード(SD) 
WB:4800K マゼンタ+0.5段
撮影距離:3m強
撮影形態:手持ち

※F5.6で基準の露出を選択。そこから開放へ、突き当ったらF8から最小絞りまでEV値を崩さずに撮影。
※F1.2の作例はF1.4からシャッタースピードを-1/3EV加えて撮影。

_DSC9809-601.jpg
F1.2

_DSC9808-601.jpg
F1.4


_DSC9807-601.jpg
F2


_DSC9806-601.jpg
F2.8


_DSC9805-601.jpg
F4


_DSC9804-601.jpg
F5.6

_DSC9810-601.jpg
F8


_DSC9811-601.jpg
F11


_DSC9812-601.jpg
F16




もう1つ。
こちらも同じ条件でのF値ごとの変化を貼ります。

【共通】
使用機:D850 
ピクチャーコントロール:スタンダード(SD) 
WB:5200K マゼンタ+0.5段
測光方法:中央部重点測光(F5.6基準)
撮影距離:中心。10m程度 手前ぼけの草の位置は2.5m程度 どちらも当該レンズの距離指標による
撮影形態:手持ち

光源:4時の方向
撮影:2020年5月30日


_DSC4274-60112.jpg
F1.2

_DSC4269-60114.jpg
F1.4

_DSC4266-60102.jpg
F2

_DSC4264-60128.jpg
F2.8

_DSC4262-60104.jpg
F4

_DSC4254-60156.jpg
F5.6

_DSC4255-60108.jpg
F8

_DSC4257-60111.jpg
F11

_DSC4258-60116.jpg
F16


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Party now(2020/09/16)
Body
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・D7100
・F2 Eyelevel(black)
・F-501

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・LUMIX DMC-GF1


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・NIKKOR H Auto 50mm F2
・NIKKOR P・C Auto 105mm F2.5

・Ai AF Micro Nikkor 105mm F2.8D(借入中)



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・Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm F2.8D ED〈NEW〉
・Ai-S Zoom-Nikkor 35-70mm F3.5
・Ai-S Zoom-Nikkor 80-200mm F4
・SIGMA 120-300mm F2.8 DG OS HSM | Sports

・LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
・M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
・COSMICAR TELEVISION LENS 25mm F1.4
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