
そこまで静まり返った年はあっただろうか。ここまで不幸な年もあっただろうか。果たしてそこに見境があっただろうか。
少なくとも、知り得る限りは身内で発生は認められず、生き残っただけでもあやかるものがあります。
「明日は我が身か」とも住まいの地域柄、考えるのも無理はありません。しかしながら明日でなければ幸いでございます。
ここの更新が年末も一人の命を乗せています。
放問者
- 2020/12/31(木) 22:40:39|
- つまらない話
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第19回の続きになります

こちらでは135mmの実践的な使い方についてメモ程度に載せてまいります。
なお、自己流に基づくもののため、読み手のことは全く考えておりません。
また各項目とも、目的達成に近い場所を意識しているため、作例画像は満足といえるものではありません。諸々あらかじめご承知おきください。
作例画像は、記載のないものはFXフォーマットのD700・D850にて撮影したものです。
・距離を意識
ぼけを利用し線をたたせる

奥行きをつけて一定の距離感を表現

奥行きに高低差を付け、居場所を強調
・背景を使う
バックが直近にある場合

距離を多く設けた場合
・色の凹凸を使うまず同じシーンの2コマから。看板の「白」にご注目ください。


特性上、面が中心でフラットになりがちな圧縮でありますが、色を見極めることで線の表現や、立体感のある画面を狙えます。
次の3つは日なたと日陰といった、光源を使った例です。画面にリズムやメリハリを与えることができます。

ハイライトと影を使う場合

ぼけを使う場合

奥行きで影を使った例。
・かかえ
→なし

→あり
ここからは筆者が独自に呼称している「かかえ」について。28mmでのノウハウを応用します。
そう、被写体の引き寄せに注視して奥を見がちでありますが、
手前はいかがでしょうか。
この作例では、トンネルの距離感をより出すために、「あり」だけトンネル入り口の明るさを使って空間を設けています。副次的なものとしても、「トンネルの長さ」もこれで測ることができ、圧縮率も予想ながらどの焦点距離を使用したかまで判ってしまうものです。
また、この「かかえ」においては焦点距離ごとと、撮影対象の距離や空間によって強弱があります。この作例においてはトンネル出口の大きさを確保するためにも、180mmでかかえこみながら圧縮で通す方法もよろしいかと執筆していて考えがつきました。

看板までは15m程度あったと思います。手前に踏切の遮断棒を使って奥行きを引き立てます。
ついでながらシャッタースピードも意識。遮断棒の動きを止めきれない程度の早さを選択し、臨場感のある表現を試しています。

より距離をとって。

こちらはもっと距離をとったもの。
イメージとしては特撮もので、初代ゴジ●などの頭長高40mを越える対象を入れたらこの程度の引きが必要ではないでしょうか。
突き詰めますと広角レンズの距離照査を望遠で応用するやり方が「かかえ」です。
望遠レンズのなかでも中望遠で説明するとわかりやすく、これの説明をするために、多くの規格があり癖もない135mmを選んだ節があります。メインを奥へやり、手前に余裕を持たせるかハイライト等の点を置くみせ方で距離を示す方法です。
常にデッサンスケールを頭で意識。これの反復で「
認識画角」ができ、目測で焦点距離の選択ができるようになります。
★つかいどころは?50mm 28mmよりも使い道は限定され、圧縮やかわす目的で使う場面がおおくあるために、荷物に入れていかない場合も考えられます。
ぼけをより多く使う場合、
圧縮を使う場合、
被写体が大きいために離れねばならない場合(鉄道撮影はこれ)
狙う被写体の都合上、撮り手が立ち入れる場所が限られるためにやむを得ず使う場合(鉄道撮影はこれ)
広角レンズも同様でニーズによっては出番がないレンズかもしれません。

広角レンズの数字が引きの強弱であるなら、望遠レンズの数字は圧縮の度合いです。写真機をもって歩き回っている以上は、常々、距離とのせめぎあいとなります。
内容物が薄いと思われても造作ないのですが、多くの知識は
28mmの枠でもボロボロ書いています。お時間に余裕がございましたら、あわせてご覧くださいませ。
今回のまとめ
筆者は135mmが苦手
最終更新 2020/12/31
ここでの作例は、
すべてNikkor-Q・C Auto 135mm F2.8で撮影しています。
- 2020/12/30(水) 14:39:23|
- 写真の効能書き
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なんだかこれに乗るたびに記事へアウトプットするこの企画。往復でサンライズ瀬戸を使う徹底ぶりをみせる6度目の乗車メモです。
もう…慣れました。
▼客室内アレコレこのたび利用した部屋は、ノーマルな上段・下段とある「B寝台シングル」のなかでも特殊な
平屋の部屋をとりました。

意識せず撮ったので残したものだけ載せてまいります。
こちらは部屋に入り施錠しないで締め切った状態で見える状態です。
電源が1か所。姿見は戸の脇にあります。この下からヒーターが音とともに温かい空気を出しています。

奥まで進んで入り口をいれた状態での様子です。枕元には枕のほか毛布と寝間着、ドリンクホルダーには使い捨てのコップが一つ。
リュックのある場所よりに奥にある壁にごみ袋がついています。

上段・下段のシングルを利用したこことが無いのですが、このスペースはあるのでしょうか。JTBの小さな時刻表と77mmのレンズキャップでソロにはない余裕をお見せしています。

こちらは電源の省エネタップのようなもの?

おや?そそるものがありますね。

平屋シングルの利用は2度目ですが除き窓の存在はこのとき知りました。

入り口側から奥側をベッドから直立で俯瞰した様子。奥に通風孔があります。

27mm相当で通路からみた様子。
☆覗き窓以外はD850とD7100にAiAF18-35/3.5-4.5Dをつけて撮影しています。
▼乗車あれこれ
再三、ニュースで騒がれている事情があり、追い込みで華麗に食らいたかった高松駅にある「連絡船うどん」のきつねうどんは、営業短縮でいただくことが叶わず、そのまま素通りで入線数分前に9番線で待機。
しずかに乗り込み、シャワーカードを手に入れて慣れた手つきで装備品と日用品の出し入れを行って臨戦態勢。何故かと申せばこの部屋は…

そう、「
モハネ」なのです。つまりは
電源車であり、指定席券で利用できるノビノビ座席がある号車にある部屋なのです。
筆者は走行サウンドの収録も拾えれば逐次行っている「もらえるものは頂いていく主義」のスタンスで、この部屋からの収録を試みます。
発車前に車掌の検札が見えて安堵し、灯りをすべて消して、入り口側を背に岡山までの約1時間をノーカットで収録しました。
瀬戸大橋を渡る辺りから意識が5回は飛んでしまい、さすがに寝不足が祟ったと思い就寝。
今回の就寝時間は、岡山発車しばらく~さくら夙川?~弁天島付近(浜名湖)→磐田~小田原付近 でした。
性格上、眠りは浅いです。

東海道線の貨物線を走行中。季節柄、神奈川県内で朝焼けがみられます。

多摩川です。サンライズ瀬戸・出雲の上り列車ならではの光景です。
この、平屋シングルを利用した感想は「人をえらぶ」点が挙げられます。
筆者のような、頭ひとつでスジや楽譜を書いている人間には、電源車の存在は苦ではないため気づきませんが、通常の人にはシビアでダイレクトにうるさい部屋ではないでしょうか。台車の直上でもあるためにスコアはモーターとジョイント、空調の3パートが部屋中に響き渡ります。この点は列車で移動する特性上では致し方のない部分のため、もしこれが嫌ならこの部屋を予約しなければ自らの手で回避が可能です。これをクリアできればB寝台ソロよりも空間では快適性の高い部屋であります。
前述で特殊と申した点は7両1編成に2部屋しかないところがあります。この部屋がある号車のメインはノビノビ座席であり、こちらはスペースの有効利用といった具合。ノビノビ座席は上下段構成でフルフラットな開放型のスペースであり、乗客の出入りが頻繁に音で確認できます。
唯一の愉しみを持てるポイントは座席と同じ高さで車窓を味わえる点…くらいのような気がします。
ハッキリ申せば一長一短。サウンド収録のためにみどりの窓口で10時発券を挑んだようなものです。
▼そのほか
所要時間
高松(21:26発)→東京(07:08着) 9時間42分
料金内訳 高松-東京都区内(片道)
乗車券 11,540円
特急券 3,300円
寝台券(B寝台シングル) 7,700円 ※
見積22,540円
▽消費税率10%込みの値段
※ソロ・シングルなど、クラスによってここだけ料金が変動します。
☆乗車券は600kmを越えますので「往復」で購入すると1割引になります。諸々、詳しくは時刻表・窓口へ。
ご乗車の際は、周りに気をつかいながら楽しい夜を。。
最終更新 2020/12/25
- 2020/12/26(土) 02:08:53|
- 乗車メモ
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やっとマーク付きを面と向かって撮影できる機会となりました。
どうせ外泊運用の狙いやすい奴という認識のうちでありながらも、よくよく現行ダイヤを見てみたら、平日55Tをここで撮影できる機会は1度だけなのですね。
- 2020/12/25(金) 21:29:55|
- 京成とその直通先
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此度、琴電のレトロ電車特別運行を撮影しに行く大目的で、四国行を「サンライズ瀬戸」で敢行しました。

入線シーン。毎度かわらない不変の風景です。
本運転では前7両が「サンライズ瀬戸」、うしろ7両が「サンライズ出雲」になります。

東京発で乗車する285系では毎度、B寝台ソロ上段です。今回は海側ではなく進行方向右手の山側の個室をとりました。
今回の就寝時間は鴨宮付近~沼津~静岡~塚本~姫路をすぎたあたり~万富の鉄橋辺りで起床 でした。
余計になにか考えていたのか、だいぶ記憶があります。寝られない人は寝られないのです。ええ…

岡山着は3分延でした。季節柄、6時半ごろではまだ暗く、夜明けを告げるのは宇野線に入ってからになります。

本列車のハイライトともいえる瀬戸大橋を渡るシーン。

飯野山でしょうか。マリンライナーで通ったときでも真っ先に目がいった山です。

今回は乗継割引を適用させるため坂出で下車しました。
当駅か高松で、特急列車に乗り換える場合は乗継割引が適用できます。
再三騒がれている事情もあり、何で向かうのが最も有用か考えた結果が今回も285系の個室で行く「サンライズ瀬戸」でありました。乗り慣れている車輌で向かい、かつ人との接触を極度に回避ができる個室というメリットを。
乗車中はなるべく出歩かず身支度にかかる用事で個室を出たのは2度だけ。列車の空気がわかっており、わりとあっけない時間だったと感じます。
ご乗車の際は、周りに気をつかいながら楽しい夜を。。
本記事の大半はPENTAX Qで撮影しました。
- 2020/12/23(水) 12:28:50|
- 乗車メモ
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物欲センサー発動でした。

01 STANDARD PRIME です。
35mm換算で1/2.3型センサーの機体に着けると47mm相当。1/1.7型のセンサーでは39mm相当になる標準レンズ(扱い)です。
シリーズ内で唯一マグネシウム合金を採用している初代モデル Q (1/2.3型センサー)を使っていくため、47mm画角でのレビューになります。
この記事では以下の設定を原則としています。
・WBは日中のものに限り「太陽光」
・JPEGのsRGBでのみ記録
・ディストーション補正(歪曲収差の補正)はONで撮影。
・デフォルトの「鮮やか」で撮影。

まずは開放にて。手前の壁まではだいたい0.5m程度です。

今度は対岸ホームでピントをつくったもの。ここまで寄って得られるぼけなので、センサーは小さいです。

こちらは歪曲収差の補正を切ったものです。

補正あり。

開放にて

こちらはF5.6
2コマ揃えてここへ並べると、編集時に画像を取り違える程度に差がハッキリしません。強いておおきな違いは周辺減光くらいでしょうか。
開放

ちょっとオーバー目に順光のカット。135フィルムで得られるカラーネガの画像のようです。

アンダーで絞めて標識の黄色を出したもの。

線の表現が精巧です。

ついでにここから逆光。このシーンではコントラスト低下をよく抑えています。

最短撮影距離で撮影してみると、なんとICカードの長辺が仕事をしてくれました。
感想に入ります
★手軽 カメラ側も使いどころが限られているので、大きく割り切って使える点がいいです。また明るいレンズとてピントもそこまでうるさく考えないでいい点も高く評価いたします。これだからといって得られる絵に手抜かりは感じられず、近距離での撮影ともなればピント面の精巧な線と、ピントの外にある線との差ははっきりと出てくれます。
Q(本体)のページにある『薄さ22mmでポケットに入れて持ち歩けます』は本当で、筆者もコートのポッケをホーム位置にして運用中。ストラップは両肩のものは使わず携帯ストラップ程度のものを取り付けて、ヒモが括り付けられる40.5mmのレンズキャップで結んで速射設定にさせておくなど、手軽さに合わせて小ささが撮影機会を増やしてくれている点は大きなメリットであります。
いつでも撮影ができる体勢を維持。ピントはAF任せ。露出もカメラ任せ。難しく考えるシーンかシビアな場面なら大型機で薙ぎ払います。
★いまこれしかない折角の単焦点でなかなかいい結果を残しやすい本レンズでありますが、エフェクト系やズームレンズを除くと純粋な単焦点レンズがこの1本しかありません。小さいなりに需要は絶対にありそうですが…

欲しいときに鞄からバラさずに撃てる。難しく考えないでいいのが最大の武器かもしれません。
メーカーのページはこちら↓
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/lens/q/high-performance/01-standard-prime/最後にちょっと諸元
01 STANDARD PRIME
最短:0.2m
絞り開放:F1.9
最小絞り:F8
レンズ構成:5郡8枚
絞りばね枚数:5枚
フィルター径:40.5mm
マウント:ペンタックス Qマウント
最終更新 2020/12/16
INDEXページはこちら↓
http://untenteisya.blog.fc2.com/blog-category-22.html
- 2020/12/16(水) 14:36:44|
- レンズの話題
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あまりお目にかかれない『押 上』を掲げてのご登場。
大手をよそに、40分ほどすると再び同じところへ帰ってくる。
- 2020/12/12(土) 12:18:34|
- 京成とその直通先
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言わずもがなと申すべき展開であります。年明けからしばらく、首都圏から出ることもなくなり、外泊を伴う遠征もかなわなくなりました。
目だった外出を避ける中で、近所に全力でスキルをぶつけようと思える被写体があることに頭が上がりません。進行形で続く都営5300形の撮影は残り本数との逆算をかけながら、日々、撮影難易度が上がっていく撮影プランであります。
今年はアクセス数が6桁となる100,000HITを達成いたしました。連日、多くのアクセス数(当ブログ比)をいただくようになり、時間を気にしながら現状のペースで更新を今後も心掛けてまいります。企画は枯渇しない程度にいくつか抱えているので、頑張らない程度に取材は続けます。おたのしみに。
10年目はどこかに必ずある。
- 2020/12/03(木) 14:53:22|
- つまらない話
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