迂回貨物の施行日の発表があり、早々な主力レンズの慣熟が求められます。見た目に反して手のかかるレンズだという事だけわかったものの外れた分だけの対策をどう講じていくわけです。
トレードオフでの妥協点が、今まで得てきた荷物を軽くしてくれました。そして本レンズの弱点も見えてきました。
- 2018/08/24(金) 22:33:19|
- 京成とその直通先
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広告ひとつが与える情報。ここがどこか、直接の説明は不要でしょう。。。
- 2018/08/16(木) 22:09:57|
- 東武
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K-5
SMC PENTAX DA 18-55mm F3.5-5.6L
同年7月3日。手足の力が抜ける程度の熱中症と止まない吐き気に出先で遭遇し、それ以降しばらく、帰りどころか出かけることも躊躇する身となりました。適切でそれで進まないとならない考えをもって動いても、どんなに手を尽くしても、必ず上から踏み倒される環境で育った身に考える力と、自発的に何か打開するというアクションは、ひたすら選択肢になかったのです。それでも時間が来たら与えられた仕事へは向かわねばなりません。目的地へ行くことは誰しもが考える事。しかしながら帰りはどうでしょうか、、、
「それでも創れ」
お盆真っ只中。2年前は583系が磐越西線を走りました。連日、TwitterのTLは583系だらけのお祭り騒ぎだったのを覚えております。
食欲がロクにないまま1ヶ月が過ぎ、相変わらず妥協点も作ることが出来ずに知り合いの誘いを受け、東北本線で下ります。空腹であっても拒絶したりするので、胃袋の機嫌を伺いながら くもりの川桁高速バック、広田ストレートで迎撃。心境は583系というよりも、自分の蓄えてきたスキルで、目をつかい、身体で動いていく「刃が折れて、弾が尽きても鍛えた拳があるだろ」というもの。ピン電でもなんでも出てくればただ殴るだけした。その夜、仙台で一度荷物を降ろし、そこにあった体重計にのった時の自分の変わり様には、かなり参ってしまったものでした。
翌朝、E721系の普電で調子にのって仕入れたお握りを2つ食べたところで吐き気に襲われることになりました。時間は待ってくれないので、どうにか収拾をとり槻木で冷房と別れます。2日目の往路はサイドが当たる回送をシュート。胃は辛いとは思っていても他は問題なく、気がかりなことは「この場でもし帰れなくなったらどうしたものか」だけ念頭にもちながら、郡山で乗り換えて磐梯町。ここの選択は私の判断でした。
時間には余裕があり、持参レンズで何ができるかを模索するところから始めました。風が強く吹いているところに気づき、、あることをして
Ai Zoom-Nikkor 35-70mm F3.5で719系を狙ったり、本命と肩を並べるカットを回収しながら時を待ちます。ここの地形で面白いと思ったのは、Ωカーブの線形のためか、通過前・通過後はしばらく列車のジョイント音がすること。アップダウンのある山越え線区であることを実感させます。
今回のカットの主役はPENTAX K-5が務めました。D700だけ回してこちらは動画などともおもったところ、「制限70」の標識が私の目を引いたんですね。APS-CのどうでもいいK-5を望遠役に当てようにも
70-210mm F4ではちょっと長く、ケーブルレリーズの信憑性も定かでないために砲台にすることができず、D700とは完全に立場が逆転することになりました。向かってくるものなら私としても看板は切っていたと思います。しかし今度来る相手は後ろからやってきます。この時がこれの存在意義を見せつけるときです。
しかしK-5のセンサー特性とレンズの性格をきちんと知っていなかったのは不味かったですね。雲も沸いてきて通過時間が近づくとピーカンはなくなり、薄晴れの状況へ。。。もういいですよね、またこの瞬間も織りなす千の世界ではないでしょうか。
撮影中だけは集中しているのか身の心配をしないで済むのは、結果はぬきとして、もっとも状況を楽しんでいたのかもしれません。このとき身体が楽だったのだけ覚えています。
…撮った当時でも晴れていたらと思うと露出ワークをどうしてただろうかと思ってしまいます。なんだか腑に落ちたので今回これを選びました。
- 2018/08/16(木) 15:57:00|
- あの日、あのとき
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近所ほど見落とすものはないです。D700で出かけていたら素通りで帰宅でした
- 2018/08/09(木) 23:36:23|
- 京成とその直通先
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なんでこんなに暑いのですか。
暑い中撮りためてきたこのレンズをご紹介していきます。
TAMRON SP 70-210mm F3.5(19AH)です。
研究資料として八丁味噌の街から仕入れました。この更新時点では、最後の画像を除いてD700でレビューしていきます。
初っ端はF4で寄ったものから行きましょう。本レンズは全レンジで0.85mまで寄ることができます。
逆光も一緒に、ワイド側70mmの様子です。2%以上の樽収差になります。
テレ側の歪曲収差は100mm付近を境に徐々にイトマキになります。
3つ続けていきます。ピント位置はそれぞれ2m、絞りは開放です。
テレ端の210mmでは、解像力が不足し光量落ちが確認できます。
こちらは中間の135mm付近(詳細失念)です。
最後にワイド側の70mm。
70mm、F11にて。遠景はこの辺りで安定します。
しかしながら近距離では化けます。絞りはF5.6で、NX-Dのスタンダードで調整してこのコシでありますから偽りはありません。
70mmにてこちらはF4。
こちらだけD4です。F5.6でピント位置は30m~50m程度の場面ですと落ち着いて出てくれます。
感想に入ります。
前回に引き続きTAMRONのアダプトール2使用のレンズを取り上げました。またしても変わったレンズとだけ先に申し上げておきます。
本レンズを使っていて気づかされたのは「距離」です。これの場合は繊細なものではなく密度とピント面を少し気にするだけでここまで差異がでるものかと、それほど変わってきます。
使ってきた描写の所見としては、最短から30m辺り、そこから先でガムシロップと野菜の煮汁くらい変わります。焦点距離でみても、「70~135mm付近」と「135mm付近~210mm」でもコンビニで買える焼き団子のタレと、そんなに甘くないオリゴ糖ほどの違いを見た気がします。また、どのレンジも絞ってもエッジはそこまで立たず、柔らかいものに向いています。
このほかテレの描写で特筆できそうなのは、開放での砕け具合をみるとポートレートでも運用できるのではないでしょうか。
即ちこのレンズの強さは密度のある場所での近~中距離での撮影にあります。
望遠で遠くのものを引き寄せようとフレームどりするやり口のみで攻めると、早々に飽きてしまい撮り手は自滅します。なんのための「ぼけ」や、「圧縮」でしょうか、「もっと注目せよ」と、今回レンズから訴えかけられた気がしました。お忘れの頃と存じますのでもう一度、このレンズは0.85mまで寄ることができます。
レンズを何本も携帯している気になった1本でした。しかしこのピーキーな感じは撮り手を選びます。
メーカーのページはこちら↓
https://www.tamron.co.jp/data/a2-lens/19ah.htm最後にちょっと諸元
TAMRON SP 70-210mm F3.5(19AH)で
最短:0.85m
絞り開放:F3.5
レンズ構成:11郡15枚
絞りばね枚数:7枚
フィルター径:62mm
最終更新 2020/05/20
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http://untenteisya.blog.fc2.com/blog-category-22.html
- 2018/08/05(日) 22:46:39|
- 【レンズの話題】シリーズ
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