
D700 Ai-S Nikkor 300mm F2.8 ED
そう やさしく添えて。
ここの案件も結果が来ましたので何か書きます。こちらの作品は入賞することを前提で意気込んでA3で出力して送り出しましたが上手く着弾せずに終わったものです。
D700がついたサンニッパを肩から下げて大学在学中の頃から撮り歩き続ける都電荒川線(
東京さくらトラムって何?)で、西ヶ原四丁目付近に流れ着きました。たしかこの日は、雑司ヶ谷付近の工事を主に撮っていて、D7000での偵察分をフィードバックした日だった気がします。火がつくとしばらく通ってしまうほどよく行くため、ここの選定理由も曖昧です。
1月下旬ではまだまだ17時を過ぎるともなればもう暗い時間帯です。空がまだ明るい程度に、街灯が濡らすように今夜の仕事を始めます。奥行と被写界深度で行くセオリーでは決まらず、7割は諦めてはいたものの、時間の都合もあって勝負に出ることにしました。
当時の事は直感で貫いたため殆ど覚えてはいません。情報から解釈するに、車体からのピント面を設けて奥のハイライトで空間を作り、その区間に街灯や信号等でさらなる誘導を設定します。後は本番、本数があるとはいえこれに打ち勝てるかどうかにかかります。ファインダー内で下してすぐに「勝った」とだけ覚えています。
出力の決め手は電球色の強い9001号車の照明でした。後ろの乗客がいい位置にいるため、タイトルも深追いせずにただ一言、「おかえりなさい」と添えます。主要乗換駅からの乗客が過半数で、最終下車駅が停留所ではないかという憶測と想像を込めて付けています。
最後に地形に関してさっと触れますと右カーブに差し掛かる前から上り坂となっています。見ずとしても、物語は生まれてゆくのです。
- 2017/11/30(木) 21:33:20|
- 作品といえそうな作品
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そういえばこの機体に関してまだ触れていませんでした。

本機の登場は2013年9月12日(1日延期になったので実質13日発売)
DMC-GF1が既にあり、2014年夏からなにも動かさずやってきて今年の7月に投入しました。
Mフォーサーズの拡張することの発端は、軽装で遠出したいという構想から始まりました。今年の夏はデジタルを本機とGF1で銀塩枠でF2だけ持っていくプランが実はありました。諸々あって、結果はいつもの重装でレンズを若干減らす編成で三江線までえっさほいさすることになりました。
高校時代はゴ●ックスなどと言いつつジャケンにして、大学時代は自分のワークフローにおいて使い物にならない(役に立たない)としか思っていなかったこのフォーマットとこのLUMIXシリーズでしたが、百聞は一見に如かずとはよく言ったものです。GX7を手に入れてからは可動するEVF(ファインダー)や常に表示できる電子水準器をはじめ、MP4で動画を残すこともでき、
山盛りの飛び道具に恩恵を感じるようになりました。銀塩寄りの感覚でデジタル機を使っていたものですから、カルチャーショックもありつつ、「ここまでしてもらわないと...(以下自粛)」とも感じて呆れてしまいました。しかしながら便利なものは使い様ですので、在り難く私はそれにあやかり、ストレスなく被写体に集中できるのでございます。

可動式EVFとチルト液晶(ハイアングルも下ヒンジの倒れた分だけモニターが動く)
使っていると完成度を感じながらも、コンデジや家電の延長のような諸々頼りない面もみえますが、UIやファンクションボタンなど操作がそこまでやらしくありません。嬉しいのが半押しAFを設定でOFFにすることができ、親指AFも設定可能でをシャッターボタンを完全独立できます。これさえ出来れば私としてはしめたものです。それに高感度もISO1600くらいまでは実用で、シンプルに1ステップ刻みで運用すると少ない動作で個人的に好みです。
連写もAFS時で秒間5コマと最低限は備え、AFFでも4コマは確保しています。高速連写に設定しても軽いタップで1発のみ切れます。ファンクションボタン(全部で9箇所もある)の割り当ては「ここの場所にこれがあったら便利だろう」といったものを割り当てるとユーザー好みの機体に仕上がります。
ざっと欠点は2つ。
まずは専用バッテリーがそこまで持たないことくらいですね。動画を連続で撮っていたり、手振れ補正を多用していると1つで丸1日持つかは怪しいラインとなります。複数台もって役割分担させていても、それでも少し心もとないです。予備バッテリーを持とうにもかなり割高で、一時期ではありましたが販売店の品切れが目立つことがあったため、もし予備を買うとなると在庫を確認すると安心できそうです。
もう一つはモニターとEVFの彩度が高いことです。モニターの明るさや色調整はカメラ内でできます、適正露出にも関わりますのでここは少し気を使います。
総括として クラスの中では満足な機体 だとみております。
しかしどこか頼りないです。ですが如何でしょう、ご家庭の家電は今年で何年使われていますか?? そこを見ていくと歩いた後ろに道が出来ているのではという気でならないのです。投入コストも中古相場では3万円せず手に入れられる点もかなり好感がもて、お買い得機種でもあります。

最後にいつもの1カットを。
正直あまり過度に期待しないで緩く撮るのが一番しっくりきます。本機で手に負えない場合は、強面のNikon機が腕を組んで鎮座していますのでこれはこれ。電子シャッターで無音にもできる点は隠密性にも貢献できるので飛び抜けたものもあります。
まさに、メイン機を護る存在です。持久力には欠けますが単独では快速で踏み込めます。
さて恒例の鉄道車両に置き換えたらですが、直流限定運用と改めて加速に転嫁したワンマン対応オールロングシートの521系ではないかと思います。
メーカーのページはこちら↓
http://panasonic.jp/dc/p-db/DMC-GX7.html最終更新 2017/11/20
- 2017/11/20(月) 22:10:19|
- 機材インプレ
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きょうの1094レは、日曜日なのに後ろにコキがついておりました。
背景とうまく密度ができていたので正直申し上げて…なんでもないです。
- 2017/11/19(日) 22:20:05|
- 新金線関連
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Twitterでそれを知り、半分ダメ元でFX機2台を詰めて向かってみました。
正直申し上げますと、釜や形式は明らかな差異が見えない限りはどれも同じとしか思っておりません。集中して残す意味でも0か1かでのみ考えているのですが、37だけはほんの気持ち目をつけています。朝に到着するこの列車で入るとなったら早起きしてでも往く理由はあったというものです。刻々と露出が変わる中で鍔迫り合いができて楽しかったです。
ここではD700、D4の高感度の伸びに気づかされ採用カットはD4としました。ISO1600で判ってしまったんですね、リミッターを掛けられていたかのような歴然とした差を見てしまったわけです。

おまけ
1093レはD700で。
- 2017/11/16(木) 09:51:36|
- 新金線関連
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ネタが無いとはいえかれこれまた2ヶ月。ストックから引っ張り出します。

smc PENTAX-FA 28mm F2.8ALです。
K-5でレビューしていきます。

APS-C機で使うと約43mmの画角になります。

1段絞って逆光時での作例です。ハレーションでも表現幅がありそうです。

開放で光源を入れたものです。上のF4で撮ったものより光源が隠れてしまっていますが、実際はもう少し出ると思います。
またこの2コマとも紫フリンジが確認できます。

こちらも開放にて。近いものですと上手くピントをあてていけば実用のようです。

殆どのデジタル機ではボディ内手振れ補正もあり、本レンズでも効果が得られます。露出は1/13sec F10です。

Film:記録用カラー100 (EPSON GT-X980にてスキャン)
参考程度に。

さっと使えるレンズです。
所見にうつります。
見た目に賛否がありそうです。筆者はメーカーの表情と考えております。
K-5で試用している時はF3.5辺りで撮影しているカットが多かったです。絞れる余裕があったら絞って使うほうがいいかもしれません
本レンズの描写力を思い返すと、古いアニメをDVDやBlu-rayで見るような感覚ではないかと思います。よかれ悪かれといった具合です。
Kマウントも長らく続くマウントですよね。デジタルの表現幅もよく使い、独自の表現で魅せていきたい1本でした。
最後にちょっと諸元
smc PENTAX-FA 28mm F2.8AL
最短:0.3m
絞り開放:F2.8
レンズ構成:5郡5枚
絞りばね枚数:6枚
フィルター径:49mm
最終更新 2018/10/16
INDEXページはこちら↓
http://untenteisya.blog.fc2.com/blog-category-22.html.
- 2017/11/09(木) 19:07:43|
- レンズの話題
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近況です。D4とD700(下)で先日試してまいりました。こちらは被写体、露出、WBは5000K、レンズは同規格で、また連写スタート位置も統一です。
外であまり使っていませんが、だいぶD4にも慣れてきました。あの機体は使い切れると化けるような気がします。
- 2017/11/06(月) 22:44:38|
- つまらない話
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散々、呆れかえるほど、相当悩んでこの決断としました。またD700で首を繋げるプラン…D3Sで再度貯金して切り捨てるプラン…そして覚悟してD4を手に入れるプラン…。
結果として、現行で使用してきたD700の上カバーの浮きが見つかり、事態が急展開の運びとなって他のプランでD600だの言ってる余裕がなくなりました。遠回りすれば逆に高くつくのでもう迷いはないです。
昨日の某中古店にて、5台あった中から1台を選んでまいりました。ロットの情報など細かく分析すればよかったのですが最終的には右手に頼って決めました。
少しばかり動かした感想は次世代機だと感じるほど進んでいました。グリップを持った段階でそれは感じ、AFの食いはその先にスペックもあるというのに強化が見受けられ、レリーズ時の像消失時間は短縮が目に見えてわかりました。取り回しにまだ慣れませんが、今年中には最前線を本機にスイッチさせたいです。いまはD700と共通運用で徐々に慣らす予定です。
もっとも感じたのは、銀塩機から続く各歴代フラッグシップ機にしかないあの“カメラ側から後押しされるあの感覚”でした。
- 2017/11/02(木) 23:16:03|
- 機材インプレ
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