
ちょろっとD300でも紹介したいと思います。
発売は2007年11月23日。D3とともに新しい世代をスタートさせたカメラだった記憶があります。
ボディ単体で秒間6コマ連写(14bitRAW時は2.5コマ)。モニターは3インチで92万ドット。
ファインダー視野率は100%で所狭しと配置された51点の測距点と、常用感度は200~3200。拡張で100・6400まで選択できます。
手に持った感じは取り落としにくい印象があります。手の小さい方には小指の置き位置に届かないのではというグリップ形状です。
動機はと撮影ペースとレスポンスをD5000から引き上げるということ、バッテリーグリップのMB-D10を有効活用することを理由に2013年1月に購入しました(購入価格 43000円程度)。D700との併結で しな鉄の169系や上沼垂の485系を追いかけました。まわりがD700、D3、D3Sということもあったため、フォーサーズから乗換える同期に1台目は転属になってしまいます。
大学4年の北陸攻略時は、大学からの貸出でしばしばD700を真冬の外気にさらした後の予備機で登板。
まさに予讃線の1両締め切り上り北斗星の最終運行にも代打で起用したりで、それから2年余りして再び2台目として手元へやってきたものの、古さはもう大きく感じるようになっていました。EXPEED4の登場で高感度のノイズが少なくなったのと、大きさによる費用対効果です。ISO1600で状況によっては気になるため、D700に振ってしまいますが、単体での図体におけるパフォーマンスでだんだんと満足ができなくなってしまったのです。
当時の運用は、範囲の広いAFポイントを活かしてまずは2丁切り時のみ使用していました。AF担当で保険役に回したり、MB-D10をつけ置きピンして高速連写の5~7コマ目で当たりカットを得られるように連写役で回したりと、沿線では射程以外で主役になることは絶対にありませんでした。近所の撮影でもしない限りは飽くまでD700かポジを詰めた銀塩機の脇役です。
もともと私の場合ですと、D700から追加されたあるボタン割り当て機能がないためという理由もあります。これはD700の記事を書いたときに詳しく書こうと思います。
腐っても当時のハイアマ機です。レリーズタイムラグはD一桁機に感覚が近く、
昼行に限定するならダイナミックAF21点である程度は編成写真もいけます。どんなに引き伸ばしてもA4程度の方や、これから写真を始めようというゼロスタートの方は一考かもしれません。
10ウン万かけてAF丸頼みの入門機とダブルズームを投入するくらいなら、本機との差額でレンズを買って練習しつつ、再度お金が溜まったらD300を切り離して、違う機体を入れる手順が撮影チャンスと一瞬により強くなれると思います。
(追記 2017/02/02)
2016年10月に、PENTAX K-5からD7000へスイッチし、だいたい3ヶ月経ちましたので少し所見を。スペックが似たり寄ったりの本機とD7000ですが、主に高感度は時間差で譲るものはあります。しかしAFの食いや動体における補足能力は圧倒的にD300が上とフィーリングも含めて感じます。あと大きく差を広げているのはメカの作りですね。
(追記 2017/10/13)
2017年8月16日、いちどは大学の同期の手に渡った1代目のD300が私の手元へと帰ってきました。1か月はD7000と並べて運用していましたが使用が似た者同士の生存競争はD300に軍配があがることになります。既に、DMC-GX7でも前衛が張れるのと、後ろでは大将機D700が控えています。ここへきて本機は我がパーティーで本当の盾になりました。
ここでワタクシ放問者がチョイスした本機の任意設定をカミングアウトしたいと思います。
各種割り当ては
AEロックボタン:中央部重点測光の簡易切り替え
PVボタン:シャッター・絞り値1段
Fnボタン:レンズ情報手動設定(なおキープ含め満席)
です。
MFレンズを多用するため、自持ちNikonの3桁機ではAF-Cのレリーズ設定を「レリーズ優先」、半押しAF駆動はOFFを共通にしています。
そのほかファインダー内水準器が入っていないのもあり格子線はONにし、明るいレンズの解放でも被写界深度が深いためAF(標準ロックオン)に比重はおいています。

最後に本機で撮った1コマを。
沿線撮りでは拙い撮り手を諸々のポテンシャルで支えたり、メインがロングレンジを付けたときの直掩機としてイレギュラーに対応したり。故障時は昼行に限り代打までこなします。主軸はすでにD700がいたため、D300は多方面で盾のような存在ではないかと思います。
毎回恒例の鉄道車両に置き換えるとしたらですが、D2シリーズ・D200の十字キーを継承したり、快適な操作性から4連の名鉄5700系ではと思います。JR系統なら117系ではないでしょうか。
メーカーのページはこちら↓
http://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d300/
- 2016/05/31(火) 17:59:47|
- 機材インプレ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0

本日の1094レはEF64-1046号機が牽引しました。
この記事はいつ振りでしょう、かなり久しぶりな気がします。そして広島更新をどこかのタイミングで撮ろうが叶いました。
- 2016/05/26(木) 18:26:35|
- 新金線関連
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
あの過密な更新頻度の代わりに陽が長くなりました。地図上のおおよそ2時、10時の方角でのサイド光が映える季節ですね。
ゆったり紹介したいと思います。

SIGMA UC ZOOM 28-70mm F3.5-4.5です
実は1年前からひっそり居る標準ズームです。

F5.6時の作例です。周辺を除けば普通ですね。

ぼけの参考で1コマ。テレ側開放で限界まで寄っています。

ハレーションはエフェクトとして有効利用できそうです。

いちばん周辺が顕著に出がちなワイド側の開放ですが、完全ダメというわけではない印象です。

絞り込むとコントラストも載って良好な描写です。

こちらはF11まで絞ったもの。

左の片ボケは個体によるもののようです。また絞りは6枚羽なのがわかります。
なあなあ になってきそうなので感想行きます。
ピントリングのゴムから察するに、90年代初頭のZEN世代のレンズではないでしょうか。一番コンパクトになる格納時は70mm側です。
まず本レンズ購入時の値段ですが、なんと
200円と、歴代自持ちレンズのなかでも過去最安に入りました。症状はありがちなベトツキのみです(方ぼけは査定外)。羽は正常動作ですし、中はきれいだったので食玩を買う感覚で買いました。
これの感覚を覚えているせいか、本レンズは手に持つとそこそこ重量があります。D700とはウエイトのバランスがよかったです。
写らないレンズと割り切るには割り切れません。写ります。しかし、一定量は砕けた描写が得られます。肩の力が入りすぎたときの処方箋になりそうな1本でした。
最後にちょっと諸元
SIGMA UC ZOOM 28-70mm F3.5-4.5
最短:たしか0.6m
絞り開放:F3.5-4.5
絞りばね枚数:6枚
フィルター径:52mm?
INDEXページはこちら↓
http://untenteisya.blog.fc2.com/blog-category-22.html最終更新 2018/12/22
- 2016/05/24(火) 18:33:17|
- レンズの話題
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0

Film:NEOPAN100 ACROS
投入したFの試運転がてら、4月上旬ごろに撮影したネガをスキャンしてきました。最近また動きがありそうでないような立石周辺です。
どうかすると、軒先で毎年ガクアジサイが咲いていた建物も「あれ?」となり、AE100形を24mmで後撃ちした場所も工事が始まって忙しなくなりました。
さまざまな電車が乗り入れてくる押上線。唯一、地上線を賑わせていますが撮っていると常々「今のうち」が頭をよぎります。
- 2016/05/18(水) 19:34:55|
- 京成とその直通先
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0

思い立ったらすぐ行ける線区はいいものです。
7700形が動いているところも見られましたので、また「レンズの話題」で出そうと思います。
- 2016/05/13(金) 22:09:49|
- 中小私鉄・三セク・軌道線
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0

西新宿付近を歩いていたら咲いている紫陽花を見つけてしまいました。
フライングな気もしますが、早いうちに沖縄が梅雨入りでしょうか。ここからまた暑くなりそうです。
- 2016/05/12(木) 11:38:59|
- つまらない話
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0

知り合いがK-1を買い、不慣れなSDカードを持参して少し触らせていただく事ができたので、少し「機材インプレ」をしたいと思います。
試用レンズはsmc PENTAX-DA★ 200mm F2.8ED [IF] SDMです。今回は5000KのJPEG撮って出しでお送りします。

解放にて。
ファインダーの様子が知りたいため敢えてMFで狙います。抜けは上々で、ヤマのつかみやすい印象です。電子水準器の表示も可能のようで、傾きを気にせず撮影できました。
レリーズまわりはD700を筆頭に、D3やF4のフィーリングで慣れているため半押し以降の感触に少し物足りない感があります。
あと私はD700のドライブを常時CHにして、押しっぱなしの連写を必要としない時は軽いワンタップで秒2~4コマの連写で撮ったりするのですが、K-1では2発目以降からワンテンポずつ遅れてきます。
レリーズタイムラグは気にならず欲しい位置できちんと切れる印象でした。
この200mmはAPS-C専用レンズらしいのですが、ご覧の通り
ケラレが(私の目では)確認できません。それどころか、35判のセンサーを持つK-1でも周辺まで解像しています。いったいイメージサークルは何のフォーマットを基準で組んでいるのでしょうか…。

沿線はバラの時期ですのでこちらも。smc PENTAX-F 50mm F1.4でF2.8時の1コマです。
ぼけの柔らかさに目が行きます。なにより銀塩世代のレンズを35判のデジタルで使えるという点は、非常に大きいのではないでしょうか。
そのほか基本的な物理切り替え機構は、だいたいNikonの機体とあまり変わらないため、特別「?」になることはありませんでした。
本機の所見としては、中判カメラに寄りがちな35判のデジタルカメラといった感じです。私は高火力より完全に直感的なレスポンス重視なので、いま暫くD700を使っていこうと思います。
- 2016/05/03(火) 21:10:03|
- 機材インプレ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0