経緯と事態
D850のセンサーに油分のようなダストが認められたので、地元の修理店でセンサー清掃を依頼しようと向かってみたら「移転の張紙」を目視確認しました。
致し方なく半分急ぎの案件のため最寄りのキタムラにて、「納期2時間」のみを伺い、依頼しました。
さて、どこで1216Tを狙ったものか。この時間の開きは予測していたのでD7100が臨時旗艦となります。
運用と位置を洗おうとスマホを開けたら着信が5発あり、最寄りの駅で下車後、折り返し電話をかけました。
内容物は、「D850のセンサーが仕様上において薄いものであるため、このまま進めると傷をつける恐れがある。」というもの。筆者としてはD850がいい意味で問題児である点は察していました。
「何故、先に(受付時に)言わない?」のみをもって瞬間湯沸し器。17Tなら羽田~青砥の閉じ込めで時間が読めるので引き取りを即座に緊急タスクにしました。
いざ来店してみれば、どこかの28階にあるサービスセンターとは異なり、大変気持ちのいい対応で返却の手続きまでを進めてくださいました。センサー内のダスト状態を出した資料を見せてくださったところも好印象です。
毎度の事ながらここでも「お仕事ですか」と訊かれてしまいました
今回の件はこちらとしても筋が通したかったので、本記事を作成する旨を伝え、ブログの名刺をお渡しました。どこかのユーザーが全国にあるカメラのキタムラ対応店舗で同じ事態に当たっては不服と考え付いたからです。
店長さんから名刺を頂戴して少し凝縮いたしました。中古商品は常に光らせて探しておりますため、こんどは品物を狙って来店したいと思います。なお、店名はこちらに公表はいたしません。
もう少しだけ我が儘にお付き合いください。
キタムラに求める事がら・サービスに対応していない機種と名前は、全て名指しのデカい文字で公表し、だれでも事情を閲覧できるように配慮をすすめる点。
・対面販売の形態とっている実店舗であるのだから、受付担当人員の練度強化。つまりは水際の盤石化であり、だれでも「待った」をかけられる状態を作れるよう施策をとる。
キタムラを称賛したい点・リスクを事前に察知し施行を見合わせた点
・こんな危ない奴でも、電話で連絡を入れて事態を確実に知らせた点
・引取の来店時にレジ前であったのにも関わらず装備換装の場所を提供してくださった点
★素直に優秀な店舗だったとおもいます。
おち
D850の実態を知ることができたり、あの駅の通路を把握できたり、収穫はございました。
しかしながら、事態や仕様を事細かに把握している人間はごくわずかです。誰かの昼飯は質素にさせないでください。
おしまい
- 2021/02/18(木) 17:30:00|
- つまらない話
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D4
AF-S Zoom-Nikkor 24-85mm F3.5-4.5G (IF) 石見川越方面をのぞむ
自身はいま 最中にいる』
420Dを撮影後、約1時間後に通る422Dのためにそのまま隣の鹿賀駅まで徒歩で向かいます。限られた本数で相手をするこの行程では徒歩がもっとも使えて使えない。そして、やりなおしが利かないともなれば割り切りと賭けで挑む、経験に完全依存する作戦となります。道中、水門を使った面重視のカットや連続して在るトンネル抜きのカットなど、選択肢によっては挑んでいたものを横目に、「これを選んでいたらこうなっていた」の答え合わせを行いながら、湿った道が乾いた目に続きます。
鹿賀駅は毎シーズン訪れているちょっとした定点観測ポイントです。
2017年3月到達時の動機は「コインレストランかわもと」で自販機のうどん(とろろ昆布と柚子が効いて美味だった)と石見川本駅まで徒歩で向かうことの可能な範囲の距離であったため、そして、定番ポイントである、高低差のある個所から駅を印象的に狙える場所に腑に落ちたという実直な点。

D4 (3コマとも)
Ai AF Nikkor ED 300mm F4S(IF)
鹿賀駅を見下ろせる場所で今回も狙うことにしました。
霧は気まぐれに筆者の狙いまでさらうのか。奥行きの消失は相当に痛ましいものを受けました。1つ目の画像の上三分の一で画面に至大さを叩き付ける意図は固まったも同然であり、ぜひともこのシーンは持ち帰りたいと思う高まりぶり。これを裏切られ、キハ120の置き位置がここの争点へと移りました。
結局、422Dが来る瞬間まで霧はそのまま、焦れる気持ちだけが被写体の鈍足さに絶えず募っていきこれが焦れる。D4のバッファは気にしない程度にセーブしながら「目標ポイントに置きピン→来たら撮影」の繰り返し。焦るな、次はない。

D700
AF-S Zoom-Nikkor 24-85mm F3.5-4.5G (IF)

DMC-GX7
LUMIX G VARIO 14-45mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.
路面とガードレールの隙間から狙う一幕が終わって、ホームに進入する手前の曲線でD700。
停車ののち、力行が始まってからはGX7。
苦し紛れに写ルンですも投入しました。伸び率を犠牲に堅実に数を稼ぐ方法も有効な手段としたのでしょう。「まあいいや」で片づけた記憶があります。
筆者は昼過ぎまでこの近辺に閉じ込められました。江津方面へ戻ろうにも、鹿賀駅の時刻表をみても13時58分発の426Dまでなく、時計は9時を回らない時間です。橋を渡って自販機のうどんも考えましたが、これは却下。対岸の国道とは反対の道で石見川本駅まで歩いていたら、隣駅の因原駅付近のバス停よりバスが拾えたのでそのまま直行の運び。予定よりも相当早い到着でありました。
線路が生きていたころの何もない時間が本当の至福なのかもしれません。
『駅の大きいコインロッカーにリュックを座らせ昼食の店を探した。』唯一、筆者の旅で行われたいかにもマトモそうな事案です。
この後に幸いはありました。大雪で運休していた中、同年の1月16日より江津~石見川本間の復旧に続いて、浜原までの運転再開がこの日より叶いました。もしそのままであればダイヤの変更点を抑えに入ったと思われます。
1か所だけ机上ロケハンの裏付けで、駅の北側にある仙岩寺へ向かおうとしたら『落石発生につき 通行止め』の看板と、歩行者も通行してはならない赤色の道路標識があり引き返し。はい、大変マトモな旅になりました。
致し方ないので木路原方面へまで歩いていけば、面縦ができる場所を見つけたので嫌々抑えて戻ったのでした。

マトモな旅とは。
石見川本を13時45分にでる426Dでの道すがら、『川戸~川平間で線路陥没』との報が入りました。列車は田津駅まで進み、ここから乗務員がまわって乗客の行先を訊いて回っていました。2両の列車には20人も乗っていなかったと思います。「浜田」などの直近の大きな町がある中で、筆者はなぜか「サンライズ」と回答をよこすよそ者ぶりが露呈しました。
結果は遠方の目的地へ向かう客を優先してジャンボタクシーでの脱出となり、第三次アプローチがまるで、ゲームオーバーに重ねて電源オフのようにあっけなく幕を閉じてしまいました。
3月の再訪を強く願って、このときは江津へ勤しむ状況を愉しむほうが楽しいのでした。
- 2021/02/02(火) 23:37:17|
- あの日、あのとき
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人生初の寝台特急「サンライズ出雲」で揺られること10時間。そこから普通列車に乗り継いで西へ、西へ。明けぬ幡生から、さんさんと陽が照り付ける広島から、今回は朝を迎えるべく東京から乗り換えずに伯備線経由。3方向からのアプローチは、こうしてすべて埋められました。初日は三江線と益田~浜田を代走するキハ47が秤にかけられ、江の川の鉄橋を渡り切るまで悩んだ末に後者の撮影を撮りました。
浜田での夜更かしで目覚めると、慣れた足で320Dから始まります。これに乗れば江津を5時53分に出発する三江線の始発に間に合います。2017年3月のアプローチでも乗車したこの列車では、朝から缶飲料の酒をたしなむ理解のありそうな紳士に絡まれて、下車する石見川越までは大変早い到着なのでありました。御仁の方々も三江線に乗りに来たということで、愉しみは分けたものとします。 車外へ1歩でも出たら、そこは、『列車1本でも逃したら致命打を食らう世界』

D700
AF-S Zoom-Nikkor 24-85mm F3.5-4.5G (IF)
このころの三江線といえば、大雪の影響で三次~浜原間が連日運転見合わせとなり、「このまま廃線までいってしまうのか」という声も聞かれました。降り立った石見川越も、残雪が少し残る小駅で、たたずまいはどこにでも在る静かな貫禄を放っていました。もっと見物したい願望を阻むように上り列車の時間は一刻と近づいて、本能的に歩き出します。比較的寒い時季は2017年3月でも経験済みで、霧が包み、空気は重く、密度との小競り合いが想像に越したものではありませんでした。

D700
Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm F2.8D ED〈NEW〉
手前マージンをD4で、D700では奥のない奥行きで。朝の上り列車である420Dは練り歩くように去って行きました。
『霧の向こうに街がある
- 2021/02/01(月) 23:39:56|
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そこまで静まり返った年はあっただろうか。ここまで不幸な年もあっただろうか。果たしてそこに見境があっただろうか。
少なくとも、知り得る限りは身内で発生は認められず、生き残っただけでもあやかるものがあります。
「明日は我が身か」とも住まいの地域柄、考えるのも無理はありません。しかしながら明日でなければ幸いでございます。
ここの更新が年末も一人の命を乗せています。
放問者
- 2020/12/31(木) 22:40:39|
- つまらない話
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