FC2ブログ

酒々井の夜明け

多様なレンズを通して鉄道を見つめるNikon持ちのブログ 

【写真の効能書き】 第16回 画角ごとの「ぼけ方」

梅雨時でございます。

今回は、第12回で取り上げました画角に関係することを、別の側面から見ていきたいと思います。どのような事を載せていくかと申しますと、「ぼけ方」の違いになります。



比較の仕方はFXフォーマットのD4を起用。

レンズは望遠側から
・Ai-S Zoom-Nikkor 80-200mm F4
・AF-S Zoom-Nikkor 24-85mm F3.5-4.5G ED (IF)を用います。

対象物の上下の寸法が、フォーカスフレームくらいにかかる程度の大きさで撮影し、F値はすべて統一しF5.6とします。

なおレンズの最短撮影距離をふくめ、対象物の大きさに少し誤差があります。そちらよりもぼけの量にご注目ください。



_DSC5221-200.jpg
200mm(1.5m)


_DSC5222-135.jpg
135mm(1.2m)


_DSC5223-85.jpg
85mm(0.7m)


_DSC5226-50.jpg
50mm(失念)


_DSC5229-38.jpg
38mm(0.38m)


こんな感じです。なお、実際に離れている距離を正確にメモしてあるもの()で記載しています。

違いをわかりやすく簡単に見せるため、近寄ったものを対象に選びましたが、5m~50mくらいで同じ条件をつかって試してもぼけの量はかわります。そのほか距離は一定でもF値でぼけ量はコントロールできます。

今回の内容を解りやすくまとめますと、焦点距離が大きい数字の長いレンズであるほど大きな「ぼけ」が得られます。



今回の警戒標識:ピント注意!!
  1. 2018/06/15(金) 12:13:15|
  2. 写真の効能書き
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【写真の効能書き】 第15回 鉄道写真 -その2- 動いている列車を撮る

鉄道写真まわり 第2段です。

前回は停車中でしたので今度は「走行中」の列車の撮影方法について触れたいと思います。


まずはどんな場所で撮影するかですが、ざっくりいうと駅の先端か駅間になります。この昨今、駅名や路線名に「撮影地」とつけて検索をかければ、たくさん出てきます。近所で良好な場所をまず探すのが手頃です。

当ブログにも、どういったものか少し用意がございますので、カテゴリの「撮影地ガイド」にも飛んでみてください。



また解説に入る前に、
疑問が発生しましたら他媒体を参照したり、ご自分でやり方を開発したりして、本記事群はあくまで「きっかけ」としてください。

このほか、解説で制作した作例でございますので、結果が満足な完成度でない場合が多々発生いたします。目的を設けて動き、設定してしておりますのでこの点もご容赦ください。






DSCN2039-501.jpg
プリントを踏んでマージンをとって枠内に収めればいいのは変わりません。
停車中と違うのは相手は動いているということです。列車の頭と最後尾が画面内のどこに来るか想像しながら、画角を決めます。まずは本数の多い路線(出来れば進入スピードもだいたい一定の場所)で練習していくといいでしょう。


つかうシャッタースピードですが1/500secか1/1000sec以上が原則になります。被写体ブレにつきましては、デジタルの場合は塗装の境目等を拡大してみますとわかります。




安全に関しては、とにかく線路に寄り過ぎないことが大前提になります。また駅係員など、指示があった場合はそれを優先とします。
あと差し当たってあるのは現場の定員です。撮影スペースには限りがあります(先着順)ので、譲り合っての撮影が絶対になり、余裕があったら後付を入れてあげるくらいはあっていいものです。 つねに周りの状況は把握できるようにしておきましょう。







下はありそうないわゆる失敗例です。

DSCN2025-501.jpg
後ろが切れている


DSCN2059-501.jpg
先頭が切れている


_D7X2273-501_20180422105147c9d.jpg
複線でありがちなのはこれです。これは「かぶり」とも言われ、こうなればどうしようもありません。諦めます。



今回のヒント
良好な編成写真はどんな所に気を使って撮られているか調べてみましょう。



この2018年に203系の2次車が出てくるのも珍しいかと思います。当時、私がCOOLPIX P5100を使っていたころの失敗らしい画像を今回は使いました。失敗を敢えて撮ると失敗に見えにくいのでなかなか難しい。。。

  1. 2018/04/22(日) 12:18:30|
  2. 写真の効能書き
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【写真の効能書き】 第14回 50mmの使い方

新年度ということで、初心らしいことを取り上げます。

_DSC7105-501.jpg
今回は、50mmの使い方をビギナー向けにざっくり解説します。


簡単な特長としては、望遠、広角の誇張効果がないスタンダードなレンズです。いまの大学の写真学科でも渡されるレンズは恐らくこの50mmです。APS-C機では35mm程度、M4/3では25mmのレンズを用意すると本記事と同じ結果が得られます。



_DSC0564-501.jpg
手前、奥に情報を入れることで広く見せることができます。絞りはF8、F11など絞り込んだ数字にします。

ここでは列車の先頭から7両目まであることで画面内に距離が生まれ、空間がうまれます。建物の存在も同様です。


_D7X1211-501.jpg
こちらも同じやり方です。この場合は明暗差でみせています。



_D7X1163-501.jpg
今度は撮影対象に寄ってみます。
設定はF2.8付近で明るさを活かしてぼけを作り、ここでは望遠レンズ風に作っています。


_D7X1200-501.jpg
これはその逆パターンです。大胆に前ぼけがあることで、目線を奥の遮断機付近に誘導させることができます。



_D7X1142-501.jpg
少なくともNikonの50mmは0.6mか0.45mまで寄れます。被写界深度を浅くとってマクロ風にみせることも可能です。


_D7X1168-501.jpg
改めまして申し上げますと、広角のパース、望遠の圧縮効果がありません。


引いた絵から徐々に寄った絵までのせたところで、最後に解説いきます。

標準レンズの50mmは47度の画角(見えてる範囲)の中で常に撮り手が動くのと、被写界深度のコントロールが重要になります。
まだ慣れない方にはすぐピンとはこないと思います。もし撮影時に余裕があったときは、時間をかけて丁寧に撮るように動いてみてください。この繰り返しで頭に写せる範囲がわかってくるようになり、先読みで動けるようになります。


_DSC0673-501.jpg
こちらはISO3200で1/60sec F2.8です。街中の明るさですと夜間でもISO3200で おおむね手もち撮影が可能になり、撮影できる時間帯を伸ばせます。
手ブレ回避の目安ですが、焦点距離の数字より高い数字(50mmなら1/60sec)で撮影していけば問題ないといわれています。過信せず、安全圏の数字を確保するか、きちんとホールドしてブレを防ぐようにしてください。

この50mmのメリットは安いコストでF1.4ないしF1.8の明るさも同時に手に入ります。今記事で使用したレンズであります「Ai AF Nikkor 50 mm F1.8D」は、新品でも2万円程度、中古では1万円台で手に入る手頃なレンズです。


今回のヒント
_DSC0511-501.jpg_DSC0514-501.jpg


↓本レンズで撮影したものが、こちらからも見られます。お時間がございましたらお役立てください。
http://untenteisya.blog.fc2.com/blog-entry-858.html


↓50mmの作例をもっと見たい方のために別規格の50mmを紹介しているリンクを用意いたしました。
http://untenteisya.blog.fc2.com/blog-entry-584.html


最終更新 2018/05/01
  1. 2018/04/04(水) 22:53:03|
  2. 写真の効能書き
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【写真の効能書き】 第13回 写ルンです の現像時にCD書込みを頼んでみた

はい、タイトルどおりの事をしていきます。

前回の2月頭に山陰へ行った回で使った『写ルンです1600 Hi・Speed』の処理が上がってきましたので中身をお見せしたいと思います。

_DSC6503-501.jpg
「現像のみ、データで欲しいのでCDをつけて」とオーダーしました。そうしますと、入れ物から取り出した中身がこのようになります。
※52mmのレンズキャップは念のため大きさ比較に。

CDの下にあるものがネガで本来の原本です。


_DSC6501-501.jpg
インデックスもついています。画像データだけで日付等はついてきませんので、忘れないうちに何らかの形でメモを挟んだり、直接入れ物のビニールに書き込んでもいいかもしれません。


初回の場合はPC内で専用のメニューをインストールする作業があります。左下の「画像を書き出す」で任意のフォルダを指定しますとコピーができます。入っているデータは1840×1232ですので、2Lサイズ程度の出力にも使えます。



データをリサイズした中身はこちら

FH000035-501.jpg
煙突の排気を描写している辺り。さすがです


FH000015(1)-501.jpg
晴天下の様子。


       FH000031(1)-501.jpg
無限遠メインで狙ったものを。今月末でここの線路は地図から消えます。



       FH000007-501.jpg
行きがけのサンライズ出雲で撮ったものです。

真っ暗なシチュエーションですとシャドウ部の情報がありません。ラチチュードの限界ですね。

ラチチュードは、ネガフィルムが持つ露光の過不足を調整してくれる許容範囲です。露出を組み立てる際に「ここまでの間で」といったような停止線と言ったところです。写ルンですは露出が固定ですので、それの過不足の範囲を超えてしまうとこのような画像になります。

上の煙突のカットは逆に明るすぎていて白のみとなり、空の情報がまったくありません。






お値段へ行ってみましょう


現像代 700円程度
CD書き込み代 800円程度

※写ルンです(1000円程度)は別買いです。このプランはプリントを指定していないため、プリント代金を含みません。

あわせて1500円程度になります。お店・DPEによって値段が変わりますので、依頼する際は必ず見積もりをとってください


最後に
先日、大学時代の同期にお会いする機会があり小耳に挟みました。同じようなプランを依頼してCD化し、「ネガはいりません」と言われたケースがあったそうです。これには私も衝撃の裏に「しょうがないな」がありました。

いわば「果実はいるが(それが成る)木は要らない」
といったところですね。CDに万一なにかあった場合、原本であるネガが頼りになります。CDで画像をみてピックし、ネガをDPEに持ち込んでプリントももちろん可能ですので、もしそれが大事なものでしたら必ず保管してください



今回使用した『写ルンです1600 Hi・Speed』の製品紹介ページはこちら↓
http://fujifilm.jp/personal/filmandcamera/utsurundesu/superior/1600hispeed/index.html

3月末で出荷終了になる製品ですので、ご興味がございましたらお早めに入手を・・・。
※ISO400のシンプルエースは今後も手に入ります。



今回のまとめ
お出かけのお供に無二なお土産を残しませんか??
  1. 2018/03/13(火) 18:45:30|
  2. 写真の効能書き
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【写真の効能書き】 第12回 画角


いろいろ込み入った解説に行く前にこれを挟みたいと思います。


ここでは、同じ場所からレンズの焦点距離を変えて撮ったらどのように変わるか、かなり簡単にざっくりと解説いたします。
広い焦点距離から沢山並べて行ってもいいのですが、比較的メジャーな数字を抜粋してシンプルに載せたいと思います。


_DSC9802-501.jpg
24mm


_DSC9808-501.jpg
50mm


_DSC9813-502_201801181824295d8.jpg
135mm


焦点距離の数字はFXフォーマットです。

数字が小さいほど広く撮影でき、数字が大きいほど狭く撮影できます。

24mm・28mmなど、だいたい50mmより数字の小さいレンズは広角レンズと呼び、50mmよりも大きい数字である135mmなどのレンズは大まかに望遠レンズになります。
なお、50mmは一般的に標準レンズと呼ばれます。



広角レンズ は四隅が外側へ引っ張られるパースペクティブ(「パース」と呼ばれる)が発生し、手前の物と奥で遠近感が作れます。ここでは手前の建物と奥の橋で距離が生まれ、画面内で広く見せる事に貢献しています。


標準レンズ はパースペクティブや圧縮効果がありません。だいたい「見たまま」か少し凝視したくらいの画角になります。
癖がないため、寄ったり引いたりして多彩な表現を作ることができます。


望遠レンズ は前後の情報を圧縮して引き寄せる効果があります。橋の向こうにある建物や、ひとつ奥に見える橋を近くに捉えています。




まだまだ奥深いのですがこの回ではここまで。



今回のヒント
この記事の画像を、すこし離れた位置から見てみてください。




制作側としては月に1回以上のペースでご紹介できればと考えております。しばらく基礎的な内容を続けますが、いずれ・・・。



  1. 2018/01/19(金) 21:00:03|
  2. 写真の効能書き
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

放問者

Author:放問者
御アクセスありがとうございます。

鉄道撮影と駅訪問を主体に活動中です。
今日も、きっとどこかの線路脇にいます。

レンズの作例は、
カテゴリ内の『INDEX集』からどうぞ!!

Party now(2019/05/10)
Body
・D4
・D700 × MB-D10
・D7100
・F2 Eyelevel(black)
・F-501

・Konishiroku Pearl II
・Nicca Type-ⅢF
・Balda(6×9 Schneider Radionar 10.5cm F4.5)
・LUMIX DMC-GF1(借入中)
・Zenza BRONICA S2(入場中)

Lens
・GN Auto NIKKOR·C 45mm F2.8
・NIKKOR H Auto 50mm F2
・NIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4
・NIKKOR P・C Auto 105mm F2.5
・TAMRON 02B
・TAMRON 151B

・Ai-S Zoom-Nikkor 35-70mm F3.5
・AF-S Zoom-Nikkor 24-85mm F3.5-4.5G ED (IF)
・Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm F2.8D ED〈NEW〉
・Ai-S Zoom-Nikkor 80-200mm F4

・SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
F4S(IF)
・LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
・COSMICAR TELEVISION LENS 25mm F1.4
・Industar61 52mm F2.8

Scanner
・EPSON GT-X830

Lens testing 3

Twitterもやっております。フォローはお気軽にどうぞ
ID:@untenteisya_

ブログ内の画像の転載は認めておりません。

最新記事

カテゴリ

未分類 (2)
レンズの話題シリーズ (114)
レンズの話題 (107)
INDEX集 (1)
比較小話 (6)
写真の効能書き (17)
べんりなもくじ (1)
撮影報告 (369)
JR系統 (127)
京成とその直通先 (106)
名鉄 (4)
東武 (28)
小田急 (8)
東京メトロ (4)
新金線関連 (70)
中小私鉄・三セク・軌道線 (21)
機材インプレ (30)
作品といえそうな作品 (57)
乗車メモ (3)
停車場目録 (61)
撮影地ガイド (19)
つまらない話 (88)
どこどこに居ます (50)
あの日、あのとき (25)
info (6)

カレンダー

04 | 2019/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

月別アーカイブ

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

検索フォーム

FC2カウンター