FC2ブログ

酒々井の夜明け

多様なレンズを通して鉄道を見つめるNikon持ちのブログ 

【写真の効能書き】 第21回 置きピン


さて、もうそろそろビギナーは振り落とします。


もう定型文としたいのですが、こちらは、
自己流に基づくもののため、読み手のことは全く考えておりません。

また各項目とも、目的達成に近い場所を意識しているため、各項目の解説や作例画像は満足といえるものではありません。諸々あらかじめご承知おきください。

また、本項でのモデル写真機はFXフォーマットを基準値としています。



ちょっと長いので目録おいときます

▼目的
▼現場で行う置きピンのあれこれ
▼実践的にみるピントの仕組み
    アウトプット時のメモ
▼何に気を付ければよいのか
 ★レンズの焦点距離
  ★被写界深度
記事起こし時のメモ
▼おわりに


▼目的


・自ら適切なピントを作る根本的なすべを得る。
・撮影結果や制作写真を鑑賞する際には、限られた情報でも自らの目でピントを正しく見極め、正確なカットをより作り出せるスキルとして用いることのできるようにこれを習得する。



▼現場で行う置きピンのあれこれ


DSC_1690-601.jpg
D700 AiAF80-200/2.8D NEW(100mm付近)
1/1000sec F4.5 ISO200


実用的にわかりやすくするためHDDを探していたらいいものが見つかりましたので、こちらで作り方の実際をみていきます。
ここではどんな機体でも確実に行えるピント合わせの方法として、「置きピン」の手順を解説します。



編成の長さ、単線と複線の違いで発生する撮影距離、架線の有無、突き詰めればきりがないため、その都度で細かく取り扱いが変わるなか、この方法は習得できればだいたいどこへ行っても同様に扱うことが可能になります。但し自己責任。きっかけを知ってください。



こちらでのピント合わせの方法において、AF・MFは全く問いません。自身に置かれた状況は必ず一定のモジュールとは限りません。その時はおそらくやってきます。




ここから下において、当ブログ史上でかなり珍しく真面目に解説いたします。
現場にまず足を運べば、被写体はよほどのことが無い限り目の前で停車はしていません。撮りたい被写体の編成をイメージして、障害物を避けるなどのクリアをしたのち、構図をある程度決めます。本番の前に来る列車のほか、画面のような単線の線区であれば後ろから来る列車も有用な判断材料になり得ます。しかしながら、そんなものが必ず来る保証は撮影者が握りきれないものです。なければ即本番という状況も本数の少ない線区でも十分に考えられます。

また、走っている車輌を効果的な知識でアプローチせずただ撮影するだけのスキルは完全に習得しているものとします。しかしここではピント以外は扱いませんので細かい事情は抜粋してお伝えします。


96911.jpg
被写体には寸法に決まりがあるため大きさはほぼ一定のものが来ます。故にまず、車輌の面をイメージします(囲ってある赤線)。根本的にピントが欲しい部分はここです。


969112.jpg
面がイメージできたら、イメージできた箇所のこの付近(オレンジ矢印付近)。面に対して車輌のカドを目安にピントを作ればだいたい正しい位置を得られます。


96911233.jpg
一方で、電化路線では架線(赤線のバッテン付近)も使えます。こちらも、面に対して垂直まっすぐの位置(青緑色の矢印)で面の位置は割り出すことができます。


基本的に前述の通り、面とカドを意識して顔の真横や、真上にピントが来るように調整をします。

ピントを合わせる位置は線形などへ依存することになりますが、概ねどんな場所にでもあるものといえば、バラスト(線路の砂利)がひとつ、電化路線であれば架線も有用です。線路のボルトもいいですね(思い付き)。どちらで合わせるかの判断基準はその場で作りやすい方が適当です。強いて、立ち位置から軌道が見えるか、見えないかでの判別と考えます。


ここでは割り出せる要素がありますほか、現場の成田線では国内単位で比較すると本数もそれなりにあります。なかには非電化路線で支えのないガーダー橋の場合や経験では真冬の信越本線では、面の想像力だけが頼りになります。いかなる場合でも必ず目安となるものがあるとも限りませんのでスキルは絶対に持ち合わせておきましょう。
AF追従がいくら日進月歩とはいえ、100%以上の割合でピントを追うという確証はありません。たくさんピントで駄目にして自らの力だけでようやくこれを発見するに至った筆者からのお願いです。



▼実践的にみるピントの仕組み


7802-69102.jpg
D700 Ai NIKKOR 135mm F2
1/180sec F2(絞り開放) ISO3200


こちらではピントの仕組みについて。
欲しいのは実用性の問題においてなので、計算式だの、科学的な知見だのは一切登場しません。細かいメカニズムは考えないものとします。

7802691_012.jpg
まずは画面に奥行きが存在します。高い位置から低い位置を狙っている画面になり、それが2段階でラインに変化がありますが、これについてここから先は触れません。一先ず「奥行き」が図示のとおりです。


7802691_0123.jpg
この画面において、「ピント」の位置は黄線のバッテン付近で、座席の背もたれを面にしてピントをあてています。
こちらをひとつのと考えてください。



7802691_098.jpg
もう片方のについて解説します。
カラーの元画像で比較していただきますとより鮮明になります。こちらの、左右の背もたれをご覧いただきますと、線がハッキリ写せていることがわかります。


7802691_01098.jpg
すなわち、これを面としてみたとき、画面の左右いっぱいまでこのようにピントが来ていることになります。これを、ここでは「横軸」と呼称します。


7802691_01234999999999.jpg
先ほどの「奥行き」と「横軸」を合わせてみます。

これの交点がピントのピークになります
ピント位置を変える行為は「奥行き」軸を動かすことになり、それに連動して「横軸」が画面内で前後します。


鉄道写真における編成写真においては、この仕組みがナナメの動きで発生していることになります。超望遠レンズで正面だけをアップで撮影する「面縦(メンタテ)」と呼ばれる撮影を除き、線路わきから、線路上を始点に角度を付けた状態で狙うためです。

知り合いが知り合いにから聞いた言伝をひとつ
面を捉えて撮影せよ」です。




802-6921.jpg
ちなみに、ピントの合っている範囲を示す「被写界深度」は、画像を見る限りでこの範囲になります。




以下、アウトプット時のメモ。このまま消すのも勿体ないので残します。

 簡潔に申し上げれば自らが立つ場所から遠くまでを「奥行」としてまっすぐラインを引くものとする
 そして、ピントの来ている位置はその「奥行」に対して垂直になるよう横へラインを引いたもの

 被写界深度は「奥行」のラインに該当する。
 これはピントの始点(芯やピークとよく呼称する)から、 前後にピントの合っている範囲を指すものである

 単線ストレートで考えてみる。被写体は103系などの箱状の被写体を相手にするものと仮定
 両数を見積もったら被写体の顔にピントを作るための作業としてピントを作る。
 
 被写体の面に対しカメラ側のカドを意識して真横にピントが来るように調整をおこなう。
 基本的にみているものは面全体ではなく角。
 本番までにこれの微調整をおこなう。作例も参照


難しい例:アウトカーブがひとつ
 しかし「面を意識せよ」は不変である。なぜ、角を使えと申し上げたか。
 
 拘らず683系やE657系あたりの鼻面でもいいが、103系・キハ187系・EF65などの箱状の被写体を狙うものとする。両数は4連程度と仮定
 曲線によるが、被写体の面がカメラ側の角と曲線の内側へ入る角では必ず奥行きから横ラインを
 取らせるとわずかに距離があり、列車の顔にピントを作る場合は前者を狙う事になる。


コンティニュアスAFの存在は革新的な進化を今日も遂げており、筆者の知る10年前よりも確実性のある成果を上げている。
だが、その高い鼻はピント操作と露光以外の全てが機能しなくなっても維持ができるか。


目的がまぎれもなく明確である場面での撮影において、
ピントの外れたカットほど見苦しいものは無いのである。





▼何に気を付ければよいのか


★レンズの焦点距離
記事を書いているうちに、考えはこれに行きつきました。
焦点距離は50mmを境に、それ以下なら引きと35mmより先はパースペクティブ、それ以上なら面の圧縮が発生していきます。

編成写真においては、オーバーパスや見上げ築堤のような高低差も含めた「線路から離れた距離」と、使っているレンズの「焦点距離」で多様に変化します。以下はその一例です。

_DSC5959-601.jpg
D700 Ai-S35-70/3.5(40mm前後)
1/1600sec F5.6 ISO200


_DSC1148-601.jpg
D700 AiAF28-105/3.5-4.5(55mm付近)
1/1000sec F4.5 ISO320


_DSC1144-601.jpg
D700 AiAF28-105/3.5-4.5(105mm付近) 上と同一の列車
1/1000sec F4.5 ISO320


_DSC2268-601.jpg
D700 Nikkor P・C Auto105/2.5
1/1000sec F5.6 ISO200


_DSC1248-601.jpg
D700 SIGMA AF APO 70-200mm F2.8 OS(200mm付近)
1/1000sec F5 ISO200


_DSC1752-601.jpg
D700 AiAF300/4S
1/1000sec F5 ISO400



焦点距離ごとに面の形成は変わります。以前の28mm、50mm、135mmの作例を挙げた項を思い出してください。
 これは、あれの応用です。



★被写界深度

これはいわゆるピントの合っている範囲を意味します。
対象物の、『面へ近寄ればその範囲は狭くなり、面から遠ざかれば範囲は広くなる』が原則です。

超広角レンズから超望遠レンズまで、またエフェクト系の玉や写ルンですのレンズも、固有の抱え分があるので鉄道写真では、関わりが無いようにみえても、これは切っても切り離せないものです。 また、これはどんなセンサーサイズでもあたる事態であり、特に24×36フォーマット以上の写真機では絶対的に付きまとう事案として差し支えありません。

以下は極端な例。
400mmでインカーブを撮ったものと、中望遠相当でストレートを狙ったもので比較します。撮影距離も異なりますが、F値にも注目です。


_DSC8916-601.jpg
D700 AiAF80-200/2.8D NEW(86mm付近)
1/1000sec F5 ISO200


_DSC6225-601.jpg
D700 Ai-S400/3.5
1/320sec F4 ISO400




以下、記事起こし時のメモ


 筆者の感覚では、200mm以下なら角を意識
 それ以上であるなら圧縮で面が大きくなるために角よりも角を意識して真横にあてる必要がある

→肉眼で見えている光景は三次元であり、アウトプットは二次元である。

 
超広角でピントを作る場合はパースがきついため、特に面を意識しての撮影が必須である。
といいつつも恐れてはならない。奥行きに対して横ラインである考え方は3次元構成で有効である。
これにおいて、空間を把握する能力、すなわち、どこになにがどのような大きさでどの程度離れているのか
という処理を撮影しながら同時に行えばよいのである。

(倶利伽羅カーブの475)


晴天時、障害物がまったく存在しない広場に接地せず1.5m程度の位置でプカプカしている風船ががあるものとする。
これのピントを割り出すには当該の位置から縦にラインを引き地面の位置を見積もればよい。どうせ影が出る。そこでも見積もれんじゃん。


▼おわりに


鉄道写真にとどまらず、すべての撮影案件においてこれは絶対的にそばにあるものです。
そして、数百円で購入できるジャンクレンズから、当時の実売7桁円もするレンズまで、必ず同じ原理であるのは筆者の目で確認をしてまいりました。

この項でAF・MFの是非や扱い方は取り上げません。なにが必要であるかは、それは撮り手によって解釈は異なり、到達の方法は万別であるためであります。いちばん扱いやすい方法で行い、その現状で足りなければ情報や技術はどこかから輸入して知恵や技能へ変えていけばよいのです。

また撮影後のお楽しみでも、撮り手、鑑賞をする側の垣根を取り去って、人の目はうそをつくことはままなりません。
ましてや気づく方ほどその視点は極めて純粋な目を持っているためです。写真は根本的には絶対な媒体です。そして、その撮影シーンが被写体との最期かもしれません。

何が何でも逃してはなりません。いくら写真機が進んだところで、扱うのは誠に残念ながらこの先もヒトです。





書いていて気づいたら大がかりな記事(当ブログ比)になりました。
だいぶ遠慮をしないで書いてきましたが、もし、以上の説明で不明な点があった場合は「きっかけ」に留めていただきますか、『現場に立った筆者が眠そうな顔で展開している頭の中はこんな程度』と思ってくださいましたら幸いでございます。




今回のまとめ
その辺にあるものは、輪切りにすれば角ができます。

最終更新 2021/03/05


  1. 2021/03/05(金) 11:58:02|
  2. 写真の効能書き
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【写真の効能書き】 第20回 135mmの使い方 (実践編


第19回の続きになります


_DSC0071-501.jpg

こちらでは135mmの実践的な使い方についてメモ程度に載せてまいります。
なお、自己流に基づくもののため、読み手のことは全く考えておりません。

また各項目とも、目的達成に近い場所を意識しているため、作例画像は満足といえるものではありません。諸々あらかじめご承知おきください。

作例画像は、記載のないものはFXフォーマットのD700・D850にて撮影したものです。





・距離を意識

_D7X6012-501.jpg
ぼけを利用し線をたたせる



       _D7X5961-501.jpg
奥行きをつけて一定の距離感を表現


       _DSC1829-501.jpg
奥行きに高低差を付け、居場所を強調



・背景を使う

_DSC1398-501.jpg
バックが直近にある場合


_DSC1401-501.jpg
距離を多く設けた場合



・色の凹凸を使う

まず同じシーンの2コマから。看板の「白」にご注目ください。

_DSC4987-501.jpg

_DSC4986-501_202012272234277f6.jpg
特性上、面が中心でフラットになりがちな圧縮でありますが、色を見極めることで線の表現や、立体感のある画面を狙えます。



次の3つは日なたと日陰といった、光源を使った例です。画面にリズムやメリハリを与えることができます。

_DSC4948-501.jpg
ハイライトと影を使う場合


       _DSC4922-501_01.jpg
ぼけを使う場合


_DSC3734-501.jpg
奥行きで影を使った例。



・かかえ

_DSC1391-501.jpg
→なし

_DSC1390-501.jpg
→あり

ここからは筆者が独自に呼称している「かかえ」について。28mmでのノウハウを応用します。
そう、被写体の引き寄せに注視して奥を見がちでありますが、手前はいかがでしょうか

この作例では、トンネルの距離感をより出すために、「あり」だけトンネル入り口の明るさを使って空間を設けています。副次的なものとしても、「トンネルの長さ」もこれで測ることができ、圧縮率も予想ながらどの焦点距離を使用したかまで判ってしまうものです。

また、この「かかえ」においては焦点距離ごとと、撮影対象の距離や空間によって強弱があります。この作例においてはトンネル出口の大きさを確保するためにも、180mmでかかえこみながら圧縮で通す方法もよろしいかと執筆していて考えがつきました。





_DSC1389-501.jpg
看板までは15m程度あったと思います。手前に踏切の遮断棒を使って奥行きを引き立てます。
ついでながらシャッタースピードも意識。遮断棒の動きを止めきれない程度の早さを選択し、臨場感のある表現を試しています。


_DSC1341-501.jpg
より距離をとって。


       _DSC3821-501.jpg
こちらはもっと距離をとったもの。
イメージとしては特撮もので、初代ゴジ●などの頭長高40mを越える対象を入れたらこの程度の引きが必要ではないでしょうか。


突き詰めますと広角レンズの距離照査を望遠で応用するやり方が「かかえ」です。

望遠レンズのなかでも中望遠で説明するとわかりやすく、これの説明をするために、多くの規格があり癖もない135mmを選んだ節があります。メインを奥へやり、手前に余裕を持たせるかハイライト等の点を置くみせ方で距離を示す方法です。

常にデッサンスケールを頭で意識。これの反復で「認識画角」ができ、目測で焦点距離の選択ができるようになります。


★つかいどころは?
50mm 28mmよりも使い道は限定され、圧縮やかわす目的で使う場面がおおくあるために、荷物に入れていかない場合も考えられます。

ぼけをより多く使う場合、
圧縮を使う場合、
被写体が大きいために離れねばならない場合(鉄道撮影はこれ)
狙う被写体の都合上、撮り手が立ち入れる場所が限られるためにやむを得ず使う場合(鉄道撮影はこれ)

広角レンズも同様でニーズによっては出番がないレンズかもしれません。



_DSC4937-501.jpg


広角レンズの数字が引きの強弱であるなら、望遠レンズの数字は圧縮の度合いです。写真機をもって歩き回っている以上は、常々、距離とのせめぎあいとなります。


内容物が薄いと思われても造作ないのですが、多くの知識は28mmの枠でもボロボロ書いています。お時間に余裕がございましたら、あわせてご覧くださいませ。


今回のまとめ
筆者は135mmが苦手

最終更新 2020/12/31


ここでの作例は、
すべてNikkor-Q・C Auto 135mm F2.8で撮影しています。

  1. 2020/12/30(水) 14:39:23|
  2. 写真の効能書き
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【写真の効能書き】 第19回 135mmの使い方(入門向け


年単位で空いてしまいました、このカテゴリの中身を更新します。 50mm28mmと続いて、思い付きと冷静な思考で書きます「○○mmの使い方」です。



_DSC0051-501.jpg

今回扱うのは『135mm』です。中望遠レンズとして出番のあるレンジで、現在では望遠ズームレンズの中間域程度の長さ。ここでは望遠レンズの代表として取り上げようと思います。

作例はD700・D850で撮影したものを使用します。いってみましょう。。。



_D7X5047-501.jpg

望遠系のレンズは写る範囲が狭まる代わりに像を大きくなる特性があります。
筆者が撮る鉄道まわりの撮影では離れた場所から決まった大きさの被写体を狙い、かつ手前の障害物をなるべくクリアにしなければならず、この特性を利用します。



       _DSC3059-501.jpg
被写体(手前の踏切警報機)からの撮影距離は20m弱です。

対岸の踏切警報機まで、警報機どうしで垂直に距離をとるとアバウトに見積もって7m前後の距離があります。作例でご覧いただけますように、これを圧縮効果と呼んだりします。





_DSC1382-501_01.jpg
ここから下は開放値のF2.8を使って、「ぼけ」に注目します。
まずはピント位置 2m程度のもの


_DSC1380-501.jpg
同様の画面で、こちらはピント位置を変えて10mほどのもの


_DSC1392-501.jpg
こちらのピント位置は 無限。手前の「ぼけ」


_DSC1262-501.jpg

また、近寄って撮ったものでも、奥行きが圧縮された状態になるため面が強調されやすくなります。
ちなみにピント面に来ているカメラ(Nikon D2X)の寸法は、横幅157.5mm 高さ149.5mm 奥行85.5mm(グリップ部含む)です。






まとめます。

135mmは望遠レンズの要素をしっかり踏んだレンズです。

初めて扱う方、慣れていない方は、遠くのものを撮ってみるやり方のほかに、
撮影対象に対し50mmを使う場合と併せて、同じ面積になるように撮影したらどうなるかや、ぼけをとりあえず発生させてみるやり方。この辺りを試してみて下さい。

少し慣れたら、肉眼でデッサンスケールを当てるように、135mmの画角をイメージしながら撮影するとよろしいかと存じます。

_DSC1775-501.jpg
こちらは28mm50mm の記事でも載せた同じ場所で撮影したものです。




今回の記事で扱ったレンズはNikkor Q・C Auto 135mm F2.8です。こちらの作例ももう少し集め、まとまり次第『レンズの話題』でもご紹介予定です。


あまり踏み込んだ内容は筆者としても線引きが難しいのでこの枠ではここまで。応用編の実装も視野にしております。

ゆっくり進めてまいりますので、気長にお待ちください。。。



最終更新 2020/11/20



  1. 2020/11/20(金) 22:07:28|
  2. 写真の効能書き
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【写真の効能書き】 第18回 28mmの使い方(実践むけ


こちらは第17回からのつづきになります


_DCC5548-501.jpg
お待たせいたしました。

28mmの実践的な使い方について載せてまいります。
なお、自己流の覚書につき、読み手のことは一切考えておりません。

また各項目とも、目的達成に近い場所を意識しているため、作例画像は満足といえるものではありません。諸々あらかじめご承知おきください。

作例画像は、記載のないものはFXフォーマットのD4・D700にて撮影したものです。



・空間の作り方 

_DSC3645-501.jpg


_DSC3647-501.jpg



まずはこちらの2コマをご覧ください。歩道橋からの作例です。
手前から奥までの空間をみせたい場面で、主な差異は手前の欄干を入れてないか、入れたかです。


_DSC3645-501_01 yuudou

赤い矢印青い矢印からのパースを利かせ、奥の最遠点へ向かい距離を設けています。

茶色の矢印は高い位置からの撮影であること、建物のラインで奥まで繋いでいます。


_DSC3647-501_01yuudou.jpg

この作例、極端でありましたが、手前に欄干を入れるとこうなります(個人的解釈)。

主な違いは
・最近点のスタート地点が欄干へ変更
緑の矢印から奥へ。茶色の矢印とぶつかる場所でさらに空間を設けます。
赤い矢印も延長。距離を設けています。


広角レンズは手前の情報をどう画面内で切り取るかに係ります。28mmに留まらず、24mm、18mmといったもっと数字の若いレンズでもこのやり方は応用できます。

要するには、手前をどう生かすかです。




・パースをより使うには

_D7X4025-501.jpg


       _D7X4026-501.jpg


制作課題や、クライアントから縦位置・横位置の指定をされていないのなら、難しく考えずに密度や奥行きのラインを見てみましょう。

28mmはもっと若い広角とは違い、狭い空間ほどパースを協調できます。ここのさじ加減で今いる立ち位置の広さ・狭さを身に覚えさせていきます。



・レンズの収差を使う・回避する

_DSC3136-501_2019060223532127e.jpg
F5.6時

_DSC3134-501.jpg
F2.5時(開放)

レンズの数字で見られるスペックや、出される絵ピンキリです
特にこの記事で使っているTAMRON 28mm F2.5(02B)は古いMFモデルにつき収差が顕著にみられます。

収差に関してはレンズのモデルごとに挙動は異なります。本記事の作例通りにはいかないことがありますのでご自身でよく調べましょう


_DSC4116-501.jpg
F16

_DSC4112-501.jpg
F2.5(開放)

周辺減光の絵(なし/あり)


      img605-501.jpg
F2アイレベル RVP100(+1増感) GT-X830

逆光時にハレーションやゴーストを使う例もあります。



・光源を使う  
     
_DSC3090-501.jpg

ここで色と、光源による色反射の凹凸を読み切り、
それらを密度計算に組み込みます。

明るい部分を使い一部のスポットへ配置、暗い部分との差別化をすることで空間を設けることもできます。


       _DSC3461-4000-501.jpg

こちらの作例では収差もつかい目線誘導に一役買ってもらっています。

このような場合ではあらゆる方法で手前の情報を切ることにより、使った焦点距離を隠すこともできます。



・流れをつける

_DSC5552-501.jpg
1/15sec

さらにシャッタースピードの露出ワークも加味します。

_DSC3679-501.jpg
1/45sec


_DSC9532-501.jpg
15sec (三脚使用)

なお、被写体のぶれる量は足の速さと露光時間によって変わります。
シャッタースピードが遅くなれば遅いだけ手ぶれが発生します。




・・・。
結局つかいどころはどこなのか?



近ければ奥行でみせる。
遠ければ手前をみせる。
被写界深度を肉眼で見極める。
まわりの流れを見極める。

img612-501.jpg
F2アイレベル RVP100(+1増感) GT-X830

要するに鞄に入っていれば何かしらに使えて、
被写体を強調させる、
広さをみせる、
画面に空間を与えるなど、撮り手が写真機とともに付加価値を付けていくところにあります。

50mmと似てパースこそあって差はあるものの、そこまで大きな誇張表現はありません。



       _DSC3176-501_201906031128094d7.jpg

画角75度の中に自由があります。



筆者がたびたびTwitterや本ブログで申し上げる密度について

いわゆる前回の記事で申し上げました「広い場所」と「狭い場所」。
条件によって具体的にどのくらいを差すかは変動しますが、
畑・水田のど真ん中で撮影する場合と、乗り物の車内・学校の廊下といった建物の中といった具合。

カメラをもって立っている場所からみて、最近の場所から最遠の場所までの線引きできまります。


自分の視点はひとつ。周りの流れは必ずあり、写真機までの距離には間接的になにがあるのか
勝手な憶測でありますが、これに慣れると望遠レンズの取扱いに困る事は微塵でも少なくなると思います。


筆者は「習うより慣れろ」で2012年から28mmを扱っております。感覚派としてのアウトプットはこのような感じ。
もし実践される方がいらっしゃるとするならば、まずお住まいの地域や通いなれた場所で、じっくり撮影して視点を覚えていくことから始めるといいと思います。






実際、多くのレンズを扱っていく中で、周辺減光や非点収差はこの辺から知り、画角や絵の作り方は大学からバス代をケチり帰り道で覚えました。



今回のまとめ
画面内でのスペース埋めの勘定合わせだけではいつか頭打ちになります。


最終更新 2019/07/12


ここでの作例は、
すべてTAMRON 28mm F2.5(02B)で撮影しています。



  1. 2019/06/03(月) 12:28:28|
  2. 写真の効能書き
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【写真の効能書き】 第17回 28mmの使い方(入門むけ


久しくこのカテゴリの中身を更新します。 思い付きで書きます「○○mmの使い方」です。

KIMG0859-501.jpg
今回は広角レンズであります28mm。

一般的に50mmより若い数字は「広角レンズ」と定義されます。その中でも28mmは入手が容易で安価なものが多く、かつ多くのズームレンズのカバー範囲でのあるメジャーな焦点距離の一つです。

使う機体はFXフォーマットのD4・D700で進めます。


_D7X4219-501.jpg
まずは素でどうみえるのか。画面の四隅に注目です。

F16まで絞り込み「パンフォーカス」で撮影しています。広いレンズほど被写界深度をより確保しやすくなります。


_DSC3186-501.jpg
広い場所で撮影した際の様子。 


_D7X4247-501.jpg
狭い場所で撮影するとこのようになります。

壁のある場所や物が近くにある条件では「パースペクティブ」が目立ちます。


       _D7X4063-501.jpg

被写体に寄って撮影すると手前は大きく奥は小さく写る特徴があります。


_D7X4011-501.jpg
以前、同じ場所で50mmを使いました。

どのように違ってくるのか過去記事も併せてご覧ください。



まとめます。

この焦点距離は使い様が幅広く隠されております

初めて扱う方、慣れていない方は、
画面内で一番「近い場所」と「遠い場所」を意識して撮影してみてください。併せて『周りに何があるか』の観察も重要です。


3次元で見えている状況をいかに2次元の媒体へアウトプットできるかが最も重要になります。

今回の記事で扱ったTAMRON 02B(28mm F2.5)はこちらで作例をのせています。併せてご覧ください。。。








_D7X4228-501_01.jpg

今回は簡単なご紹介でありましたが、より楽しく撮影できる実践編もございます。。。

お時間がございましたら、あわせてご覧ください。


最終更新 2020/09/17


  1. 2019/06/01(土) 00:18:10|
  2. 写真の効能書き
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

放問者

Author:放問者
御アクセスありがとうございます。

近年は残り少ない都営5300形を集中狙い。
今日も、きっとどこかの線路脇にいます。

レンズの作例は、
カテゴリ内の『INDEX』からどうぞ!!

Party now(2021/04/03)
Body
・D850 × MB-D18
・D700 × MB-D10
・D7100
・F2 Eyelevel(black)
・F-501

・Konishiroku Pearl II
・LUMIX DMC-GF1
・PENTAX Q



Lens
・GN Auto NIKKOR·C 45mm F2.8
・NIKKOR H Auto 50mm F2
・Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
・NIKKOR P・C Auto 105mm F2.5

・Ai AF Micro Nikkor 105mm F2.8D(借入中)


・Ai AF Zoom-Nikkor 18-35mm F3.5-4.5D ED (IF)
・AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR
・Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm F2.8D ED〈NEW〉
・Ai-S Zoom-Nikkor 35-70mm F3.5
・Ai-S Zoom-Nikkor 80-200mm F4
・SIGMA 120-300mm F2.8 DG OS HSM | Sports

・LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
・COSMICAR TELEVISION LENS 25mm F1.4
・Industar61 52mm F2.8
・01 STANDARD PRIME
・02 STANDARD ZOOM

・SIGMA TELE CONVERTER TC-1401

Scanner
・EPSON GT-X830

Lens testing 3

Twitterもやっております。フォローはお気軽にどうぞ
ID:@untenteisya_

ブログ内の画像の転載は認めておりません。

最新記事

カテゴリ

未分類 (4)
写真機とレンズ (163)
レンズの話題 (120)
INDEX (1)
機材インプレ (29)
比較小話 (6)
F値ごとの変化 (7)
写真の効能書き (22)
べんりなもくじ (1)
撮影報告 (414)
JR系統 (122)
京成とその直通先 (172)
名鉄 (4)
東武 (39)
小田急 (7)
東京メトロ (4)
新金線関連 (45)
中小私鉄・三セク・軌道線 (20)
その他コンテンツ (318)
作品といえそうな作品 (59)
停車場目録 (71)
乗車メモ (6)
つまらない話 (93)
どこどこに居ます (54)
あの日、あのとき (35)

カレンダー

03 | 2021/04 | 05
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

月別アーカイブ

最新コメント

リンク

このブログをリンクに追加する

検索フォーム

FC2カウンター