ちらしのうらの殴り書き。
今回は、「ハクバ アルミケース AC-02 ボックス M」の荷重試験をすべく、単体で近所の撮影に行ってまいりました。
中身はたったのこれだけ。
・Nikon D5耐久性、バッテリーライフ。継戦能力の塊で、突発の撮影にも応える。
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・AF Zoom Nikkor ED 28-200mm F3.5-5.6G(IF)高感度も適当に伸びるため、なにかあったらこれで撮る
・AF-S NIKKOR 70-200mm F4G ED VR鉄道が相手なので本レンズがメインとなる。
・そのほか
70-200の脇にスマホの充電まわりと、D5の予備バッテリー EN-EL18bが一つ。
蓋のポケットにブロアー、ハンドクリーム、空のビニール袋(咄嗟のお買い物用)
・雑感
目的が佐倉を19時台発、終点の上野には21時すぎに到着する列車1本を撮るだけのために、わざわざ編成された鞄の中身です。
特にAPS-Cユーザーが懸念しがちである事例として「望遠端」の心配をするケースはあると思います。なんのために事前準備をするのか、なんのために立地を見定めるのか、焦点距離に対して被写体をみれば、今回の相手に無駄な望遠の圧縮は無意味。
京成3600形電車の種別幕を白トビさせずに撮れる場所をも考慮すれば、ミドルで相手せざるを得ないと考えました。
「べつに長い玉が必要でない場所を選べばよい」が筆者の頭を先行で、つづいて「新しく買った銀箱の扱いを会得しておく必要がある」で作戦決行の決裁としました。
・・・
銀箱としてはヤワで、外装は しなっていて心もとなく、フタを閉じたときに嚙み合わせが合わなかったりもします。おまけに天面は押し込むと若干貼り合わせた部分の音が鳴ります。
唯一のメリットは雨・雪に対してタオルで拭えば速乾である点だけでしょうか。
メインリュックとの併用での運用を想定しているため、この銀箱はショルダーバッグ枠。エツミのシューティングプロ4で懲りている関係で大きすぎる鞄は遠慮してこれに至ります。
▼おわりに
あくまでサブ機の軽システムと小型時刻表、のみもの、財布が入れば御の字。6000円程度で入手できますので、下手なショルダーバッグよりも安価なのが魅力でした。
75mmが付いたブロニカS2と、Z16-50とZ fcのセットも余裕で搭載できるので補足までに。
そして、いつもの御断りでございますが、
本記事は自己流に基づくもののため、読み手のことは全く考えておりません。
ハクバ アルミケース AC-02 ボックス Mの諸元表を置いておきます。
外寸法:約W336×H256×D196mm(突起部含む)
カメラ収納部内寸法 :約W310×H215(170+45)×D158mm
重量:約1600g
ショルダーベルト、鍵付きです。今回のまとめ
効率よく一桁機を入れたい人は
Lを買ってください。ナナメで入れないとD5は入りませんでした。
最終更新 2024/02/21
- 2024/02/21(水) 22:30:01|
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★各コマ共通
Zfc・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
以下 定型文!
本記事は自己流に基づくもののため、読み手のことは全く考えておりません。
また各項目とも、目的達成に近い場所を意識しているため、詳細な解説や作例画像は満足といえるものではありません。諸々あらかじめご承知おきください。
こちらより過去記事の目次に飛べます。併せてご覧ください。
今回のまとめ:『閲覧する人間はそれしか情報がない』
最終更新 2023/11/13
- 2023/11/13(月) 16:13:51|
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第26回に続いて思い付きで書きます。恐らく、この思い付きは、筆者が取り巻く中でも最前線レベルで発生している思案なので、ご関心のある方だけついてきてください。
今回は、偶然、北総9100形電車が定期運用で入らない区間へ入る事態を現地で遭遇する形となりました。事前情報は全くなく、事態は既に目の前にやってきています。これをどう残すか、持ち回りのリソースでどう立ち回るか、止まらないで垂れ流しでご紹介します。
市川真間駅で筆者はある上り列車の運用を確認すべく上り側のホームで待機。D700に120-300/2.8sportsとTC-1401がついた状態。
目標視認後、ようやく直掩のZ24-70/4SがついたZ6を出す。
D700ではワイド側でも168mmであるため、ここでは即座に抑えるべくZ6。市川真間駅の待避線であれば優等の通過が考えられるとして、慌てない。 「市川ママ」に気を取られている場合ではない。
京成のダイヤ上、そこまで過剰に慌てた列車は見たことがない。対岸ホームで撮ることも考えたが落ち着いてこちら側だけで狙うこととした。
上のカットでは車番が判らない。北総9100形は3編成おり、知り得る限りぱっと見で見た目は判別が難しいため車番が見える位置へ。そのために使う望遠レンズ。
北総9100形であれば8両固定のみであるが、ほかの編成では同形式でも両数が違っていたり、ホームのどの位置で狙ったかによっては何号車を抑えたかが怪しくなってくる。中間車の車番であっても拾う。京成であれば3500形が厄介である。
時計がない。Z6に持ち替え
上りの優等。文字情報に頼らず、どこで撮影しているのかを抑えたもの
正直これは列番さえ出してあれば後はどうでもいいもの。何を名乗る列車がそのとき通ったかが重要
下り優等。3000形の列番を出さなかったのが悔やまれるがこれも判別ができればいいと判断した。しかし本線特急が快速に置き換わり、行先は京成佐倉であるため、ダイヤを改正ごとに何かを追っている場合はひっかけになり得てしまう。
故に列番は出すべきであった。
北総9100形が待避線に入っていることを伝える材料になり得ると考えてこの画面は抑えた。
通過後、出発までの間で上野側を引きで抑えた
D700で出発シーン。望遠レンズの特徴において遠くのものが大きく映ってしまうため、洗濯物が入った部分はトリミングとした。
都営5300形とそれ以外、せめて京成の車くらいでしか考えていないため、北総9100形の行先表示器を切らずに撮影するシャッタースピードが判らない。
これなら切れないであろう1/250secを選択。どんな撮り手であろうと、この採択を遠征先でやった場合は大博打になる可能性が高い。事前の把握が瞬間を護る。
この間、約7分。
なお、画像はリサイズのみで編集は特記を除いて行っておりません。
どんな状況、事態であれ、撮りたいのであれば冷静に判断して動かねばなりません。例えば検査明けの出場ともなれば新実装がある場合もあり、拾うものは増えてきます。
何を撮るべきか、どこまで近寄れるか、どう狙うべきか、そのために必要な写真機は何か、時間はそもそもどのくらいあるのか。そして、場のテンポはどんな速さで流れているのか。
最後です。撮影期間に関わらず、
撮影目的はロストしていないか以上。思い付きでした
以下 定型文!
本記事は自己流に基づくもののため、読み手のことは全く考えておりません。
また各項目とも、目的達成に近い場所を意識しているため、詳細な解説や作例画像は満足といえるものではありません。諸々あらかじめご承知おきください。
こちらより過去記事の目次に飛べます。併せてご覧ください。
今回のまとめ:『視点は一つ』
最終更新 2022/05/11
- 2022/05/11(水) 21:49:10|
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今回は、たまたま下車した駅の待ち時間で意図せず思いついたのものです。少々入り込んだ内容をダラダラと載せていきます。
もし気になる方がいらっしゃいましたら是非とも実践していただき、ちょっと難しいと思った方は「こんな方法があるのねー」程度でスルーしていただければ幸いでございます。
▼目的
焦点距離ごとの利点を鑑み、これを用いる場合、どこにその特徴があらわれるかその都度きまったものはありません。
では、どこに変化が見受けられどう気を配るべきか、本稿はこれのきっかけとします
▼実際に撮り比べる
★調べる方法使用機体はFXフォーマットのD850。
レンズは
AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VRを使用して手持ち撮影でおこないます。
下記の画面内奥よりE127系電車と自動改札。これの位置関係を見てまいります。
肉眼では、不動の対象物が2つそれぞれ異なる距離に置かれていた場合、見え方は常に一定となります。ここでは、これのズームレンジを変えながら、圧縮、パースなどを介した2点間を画面内へ切らずに収めようとしたときの様子を調べ、今回の具体的な図示とします。
要素が判ればよいので、ピントやホワイトバランス等はここでは勘定に含みません。
24mm
48mm(ここでは50mm付近の
標準域とします)
85mm
★撮影結果の所見それぞれのレンジごとにペイントを使って色付けを行いながら下記より考察を行います。
24mm
画面内において、
E127系電車が対岸ホームの奥に停車しています。
赤線の自動改札機が一番手前に来ており、この背面にくるラインから改札側ホーム端|対岸ホームのE127系電車までの距離を
緑線で表しています。
標準域よりも若い24mmでの画面では、画面が四隅へ伸びるパースペクティブが発生し、
自動改札機がそれに従い顕著です。この効果により奥の
E127系電車が小さく見えることから、
手前の被写体を大きく見せる効果があります。
ここから、
緑線は手前主体になっている画面において
距離感をより生み出した結果となりました。
48mm(標準域)
標準域となるこのレンジでは、過度に広角によるパースペクティブと望遠圧縮が発生せず、
最も偏りのない画面となります。
85mm
標準域を越えた85mm付近では望遠圧縮による被写体の操作が見受けられます。
主に、
E127系電車の乗降ドアや客室窓にご注目ください。他の2コマと比較して画面を占める面積を広げているのがお判りになると思います。
緑線の距離も奥を引き付けた分だけ短く感じ、自動改札機の奥行きも同じように押し込むように短くなっています。
この法則にあわせ、
緑線の
距離が短くなったように見えます。
★ここで応用
ではこれを撮った
撮影者と
自動改札機間の距離は、
どの程度離れて撮影しているか、イメージで構いませんので想像してみてください。
図示した対象物以外でも2点以上をとり、線を結び、距離感を観察することができます。
▼おわりに
今回は直線上における対象物の距離の見つけ方についてみていきました。ここから、ナナメ方向の線引きや、立体感描写の操作を行い、より、写真媒体の効果が表れるようになってまいります。
これの応用では目測や地図上で距離感を掴み、被写体に応じて焦点距離から撮影場所を探したりするスキルにも発展させることができ、より短絡的なムーブメントにハイリターンがつきます。
今回のまとめ
では、もっと長い望遠、もっと広い広角ではどうなるか考えるきっかけとし、
これを習得した場合、どんな考え方が生まれるか。
以下 定型文!
本記事は自己流に基づくもののため、読み手のことは全く考えておりません。
また各項目とも、目的達成に近い場所を意識しているため、詳細な解説や作例画像は満足といえるものではありません。諸々あらかじめご承知おきください。
こちらより過去記事の目次に飛べます。併せてご覧ください。
最終更新 2021/11/19
- 2021/11/18(木) 15:01:27|
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知りたい方だけついてきてください。疲れました。
先日の琴電で撮影した榎井の鉄橋において、変則的な集電装置(パンタグラフ)で組まれた編成を相手にしました。この折、試し撮りも消さずに残しているため、ダイジェストで解を導き出すまでをここで掲載する目的を設けました。
▼そもそも『串パン』とは
画面の
赤マルで囲ったように、集電装置(パンタグラフ)が架線柱や電柱に被さっている状態を指す呼称です。可能であれば避けたい状態の一つであり、特に、電気機関車では気を遣いたいものとされています。
▼現場や被写体の事前情報を得る
現場と被写体を知る。
→全長は?
→1両あたりの全長は?
→車輌1両ごとで、どこにパンタがある?
→編成全体でパンタは何基?
→ここでの光線は半分諦め。路線を鑑みてここを見当とした。
事前に判明していた情報は、
←琴電琴平 300号 + 600形・600形 + 120号 高松築港→
集電装置の位置は、「1両目の
前・2両目の
後・3両目は無し・4両目の
前」で、いずれも菱形タイプのものです。
これ以外でも、車輌によって装備を見せた撮影をするなり、かなり複雑な撮影条件が絡む場合があるために事前準備が必要なのです。
▼実際の状況
・初手(場所決め)
→この時点でパンタの位置を既に把握。
・三脚設置
→荷物を降ろし、手持ちでも動けるように臨戦態勢をとる
ひとまず素で1度撮影しています。被写体の全長、奥行きと、パンタが来る位置を想像しています。
・1本使う
→架線柱の間隔は原則で50m(のはず)
→望遠圧縮やマージンを確認
→背景と面の位置を確認(本番の塗色を考えろ)
→障害物を入れずにどこまで引けるか(抱えられるか)
→場所替えの余地があるか(できるなら)。できるならどこまで可能で、仮に動いた場合は何が解消でき、なにを捨てなければならないか。
すぐに来た1本目(乗車電の折り返し)。ひとまず18m車2両が来る線区のため、本来の進行方向いっぱいの位置で切り、画面内の距離を割り出しています。
切羽つまった状態での現場入り、もしくは、著しく本数の少ない電化路線で相手をする場合は「
自身の経験値をもって覚悟してかかってください」
・詰める
この現場はオーソドックスな単線片持ちポールの架線柱のため、吊り具の位置まで引いたらどうなるかをここで見定めています。
主に、2両目にあたる600形のパンタがここでは最大の鬼門と考えており、切り位置の設定が容易な1両目はこれと4両目の位置が解消できれば好きにできます。
・さらに詰める
→練習電は18m車2両で来る。本番は600形の2本組成より短い編成である。なら、「練習電は最後尾から最初の引き戸までのマージンは1両あたりで減るハズである」
→背景を見て、その画面に対し切れる位置を把握する。黒に白を被せる位置は汚らしく、中途半端に建物等が入ると見苦しく見える。
→105mm前後なら形は大きく壊れない。
片側だけでも30分おきに列車が通る線区のため、余裕を最大限に活かし、3本目の架線柱を気にしています。
架線柱の間隔は50mのはずであるため、画面の1本目から3本目の間は100mは確保している見積もりになります。同時に画面左端にある、尖がった白い建物の位置をも同時に解消できるやり方はないか模索しています。
ここで3本目を見切れれば手前側にある待避スペースに気を遣える見積もりです。
さて、
もう後ろからの列車もこない。さて、結果はどうだったか。
▼本番
心境としては「もう見えてから決める」がありました。問題はあらゆる想像をしながら解消してきているので、特段の迷いはなく、体感で腑に落ちていました。
ファインダーに最後尾までが入って、最初に目をやったのは2両目と4両目のパンタ。そして、僅かでも左に振れるための余地を設けた範囲を動かせるようにしてレッドゾーンを確認。よく見極めてD850のドライブを3発だけ下しました。
背景の尖った建物は「まぁ引っ掛けることはないだろう」まで追い込み。もし、300号に排障器がついていたらアウトだったかもしれません。
左右のマージンは終点をプリントで見積りができるように余裕をとっております。また、レトロ電車4両組成 (
前前前後) ほど手のかかる相手ではなかったのですが、よほど自信をもてた被写体ではありません。毎度のことながら、15m車を相手にする機会は無く、短そうな都電8800形でも13mとあまり参考値になり得ません。
なんとか見当として光線を見ていたのですが面まで回らない点はもう諦め。行先標には白地赤文字での「貸切」のため、この点だけはラックでした。逆に目立たないでいてくれる装飾のために過剰な特別運行感もなく、露出アンダーで絞めれば一般的な列車にも見えなくないため、ファインダーでお目にかかった際は好感の印象でした。
ここで連写のつかいどころ。
この切位置をも残しているのは、トリミングの自由度と、画面左上の釣り具を解消させる点があります。レターサイズの比率でプリントしてもなんとか入るマージンを残してあります。
かつて、1発で撮り下す練習をしていたところ、先輩から「そのネガがいかなる状態をもって使えなくなったらお前はどうするのか?」と問われたことがあります。すなわち、そこで撮った撮影結果を運用する際に拡張性を出せないほか、1カットしかないためにトラブルに弱いリスクを抱えています。
この辺においては人によりますので独り言程度でお願いいたします。
ただ撮影するだけならそこまで難しくないので、
知識の内部留保が最も肝要と考えております。
本記事は自己流に基づくもののため、読み手のことは全く考えておりません。
また各項目とも、目的達成に近い場所を意識しているため、詳細な解説や作例画像は満足といえるものではありません。諸々あらかじめご承知おきください。
最終更新 2021/08/04
今回のヒント
「望遠圧縮の塩梅に気づけるか」。そこにも距離があるためです。
- 2021/08/04(水) 11:21:05|
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