酒々井の夜明け

多様なレンズを通して鉄道を見つめるNikon持ちのブログ 

レンズの話題 100本目 【TAMRON 28mm F2.5(02B)】

2011年12月からゆっくり始めたこの企画もとうとう3桁の大台に入ります。





今回の紹介レンズはこちら。






















_1010037-256.jpg

TAMRON 28mm F2.5(02B) です。

中古の出品を見つけて、開拓で手に入れた広角レンズです。

_DSC5385-501.jpg
初っ端は絞り込んだF16での作例から。とてもナチュラルなレンズです。



_DSC5389-501.jpg
F2.5開放ではこんな様子。解像は中心のみとなり、適正露出で作ると光量落ちが発生します。


_DSC3467-501.jpg
F4まで絞りますと改善がみられます。


_DSC3464-501.jpg
こちらはF5.6。樽収差も何んとなく確認出来ます。


_DSC5567-501.jpg
絞り羽根は五角形です。


_DSC5558-501.jpg
解放でも狙ってみました。オーバー目で作っていけば積極的に色を抜いていくことが出来そうです。



       _D7X3135-501.jpg
そろそろ寄ったものを。ここだけD700で2コマ続けていきます。

最短撮影距離は0.25mで、開放で中心の解像力を使いながら狙います。


       _D7X3129-501.jpg
そこからF11。線の細かさが目を引きます。


_DSC2195-501.jpg
空間を意識していく面白さが28mmにはあります。


       _DSC5016-501_20180616221012335.jpg
開放でピント面から1m弱での ぼけの様子。


       _DSC5378-501_201806182312283c4.jpg
前後ぼけの参考にこちらはF4で0.5m程度


_DSC5057-551_201806162209130c9.jpg
誇張なく締まるレンズです。


真面目に感想へ入ります。

レンズに係る教科書を見ている気分です。開放は砕け、絞れば安定、光源を画面へ入れればハレーションとゴーストを誘う…。

ほかにも「四隅のスペックを切り捨てて中心の解像力を上げる」ということがありました。F16まで絞っても周辺を等倍拡大すると流れが確認でき、今回は新しいことに気づかされました。すこし考えたのはフィルムの原版に対してプリントを起こす場合、左右をほどほどに切ることになり、イーゼルのカバー範囲を動かさず「なりゆき」で作れば四隅は全く使いません。毎度レビューして「こういう事じゃないか」と一回答に行きついたとき、急に制作側の人間くささが伝わってきた気がしました。

また近距離から遠景まで絵どりに変化があります。多芸なレンズとも申しますか、描写のイメージから外にはみ出すような面白さなのです。

機構まわりはピントリングがNikonと向きが逆に。TAMRONだけがもつアダプトールは取り外しができるため、種類を用意すれば複数のマウントのカメラをお持ちのユーザーには大変うれしいシステムではないでしょうか。

_DSC2229-501.jpg
とはいえ実用のレンズは実用として、ないものは足せばいいですし本数が増える事が嫌なら「本レンズを持たない」の選択肢も足元にある訳ですから、逆の選択肢の場合はあらゆるギミックで本レンズは勝負ができます。ある程度あかるいF値を持っていることから、デジタル機のモニター越しでもわかる具合で「ぼけ」と「ピント面」が存在します。

今回の100本目は、思い出を振り返るべく筆者のフレーミングのスタート地点になった28mmを取り上げることにしました。広角レンズで練習を始めて6年の歳月。時間は原則裏切りません。その場のにある目の前空間を知り、頭でイメージを作れれば28mmは簡単です。


レンズを通して光を集める面白さをまた一つ知った1本でした。



メーカーのページはこちら↓
https://www.tamron.co.jp/data/a2-lens/02b.htm

レビュー数がとうとう3桁本となりました。まだ進みますのでしばしのお付き合いをよろしくお願い申し上げます。


最後にちょっと諸元
TAMRON 28mm F2.5(02B)
最短:0.25m
絞り解放:F2.5
レンズ構成:7郡7枚
絞りばね枚数:5枚
フィルター径:49mm


最終更新 2018/06/20
  1. 2018/06/17(日) 00:24:53|
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レンズの話題 99本目 【Industar61 52mm F2.8】

自分のスキャナーが欲しいです(唐突)

レンズの紹介に行きましょう。。。
















_DSC1868-552.jpg
Industar61 52mm F2.8 です。旧ソ連で製造された外国のレンズです。

デジタルの作例ははGX7でレビューしていきます。


_1300293-501.jpg
デジタルから行きます。こちらは1段絞ったF4の作例です。



_1300292-501.jpg
こちらは解放にて。F2.8ですと少しだけ解像力が落ちてコントラストも乗らなくなります。


_1300435-501.jpg
M4/3ですので焦点距離は2倍の104mm相当になります。こちらも解放です


_1300422-501.jpg
逆光時、光源を入れても盛大に破たんはしませんでした。


_1300458-501.jpg
車体の反射でハレをもらうレンズも見てきましたので、まずまず優秀ではないでしょうか。




001-510.jpg
Film:記録用カラー100
ここから下はNicca 3Fで撮ったものをプリントしてスキャンしたものを上げていきます。


005-510.jpg
たしかF4だったような。


006-501.jpg
F11付近まで絞ったものも。これといって特長がある感じではありません。





感想に移ります。。。。

描写の傾向はさほど難しくありませんでした。解放だけ助走部分とし、F4から先で安定する感じです。

レンズとしてネックなのは最短撮影距離でフィートでのみ指標があり、3.6Ft(約1.1m)となります。M4/3でしたらさほど不自由はないでしょう・・・。


また個体差なのか物理的機構に最大の難がありました。それは絞りリングのクリック位置が指標の線と重ならず、F8、F11、F16の位置が目だけでは全くあてにならない位置でクリックがとまります。他にもスクリューマウントのため、完全に締まる位置のてっぺんに距離指標が来ないなど、「装着できればいい」感がします(機能に問題はなし)。

Nikonと逆回しのヘリコイドや、利き目ではない方の目でファインダーを覗く経験値が欲しかったため手に入れたLマウントです。またM4/3の機体を持ち出すきっかけにできればと、今後の期待と新たな愉しみを託したいと思います。


最終更新 2018/05/03





  1. 2018/05/03(木) 22:52:56|
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レンズの話題 98本目 【Ai AF Nikkor 50mm F1.8D】

新年度をまたぎまして今年のレビューは1本のみ。いや、細かいことは抜きでいきましょう。。。














_1300097-2501.jpg
Ai AF Nikkor 50mm F1.8Dです。 乗り潰しで手に入れた標準レンズです。






_DSC0627-501.jpg
D4で撮ったものから行きます。こちらは解放のF1.8

端でとらない限りはピント面の解像はあります。F2との差はほとんどありません。


_DSC0626-502.jpg
こちらはF2.8。



_DSC0915-501.jpg
近づいたものでF4にて。強いて周辺の安定はここからになります。


_D7X1180-501.jpg
ここから下はD700です。
絞り込んでF13です。絞れば安心できるいつもの解像力が待っています。


_D7X1835-501.jpg
F2.8で7m付近。


_D7X1846-501.jpg
逆光にて横断歩道から。露出も画面どりも目測でいただきます。

D700ですとシャドーが潔く潰れてくれます。


_D7X2326-501.jpg
解放で逆光時の作例です。自然光は絞ると若干解消する程度ですので、ハレ切りがあるといいかもしれません。


_D7X1820-501.jpg
F2.8まで絞りますと、中心の解像力がよくわかります。


_D7X1694-501.jpg
ニュートラルにも転がせる実力があります。




_D7X2091-501.jpg
解放にて
手前の葉っぱまで約1.2m(4ft)、奥の葉っぱが3m、看板が10m程度です。


_D7X2094-501.jpg
F2にて
こちらはフォーカスエイドを見ながら7ft固定(約2.1m)で狙ったものです。


↓下のリンクは、上ふたつを同じ条件で撮影したレンズの紹介ページへ飛びます。
NIKKOR-H Auto 50mm F2

Ai-S Nikkor 50mm F1.4

NIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4



粗方そろったところで感想に入ります。

難易度は中の上くらいの玉です。このレンズの最大の舵取りは『ぼけ』と『距離』にあります。ここに気づけるかで変わってくると思います。おそらく大学時代の私でしたら気づかず「絞れば使える」のレビューで終わっていたかもしれません。

F5.6から周辺がほぼ完全安定で、絵も解放からおおむねスタンダードが続くと思うと、消去法で注目すべきポイントがそれに尽きるのです。



_DSC0528-501_20180415141239138.jpg
また、最大の落としどころと感じたところもあり、
画像のような中距離では、解放からあるシャープネスで手前から極端な距離とピント面で注目点を作ることができます。


ぼけを作る練習には好適な玉だと考えます。解放から癖のある嫌味なぼけではないですし、Gタイプの同規格よりもエフェクトの幅がありますので、距離のとり方ではポートレートにも使えそうです。

あと一つ、このレンズ最大のメリットは安い投入コストでAFのついた、F1.8の50mmが手に入るところですね。最近のキットレンズからの2本目としてでも、得られる結果にはきっと満足できるでしょう。単焦点レンズ入門にも最適な1本です。


↓以前ご紹介しましたコーナーで先取りして本レンズを取り上げました。作例を併せてご覧いただけますので、お時間がございましたらのぞいて行ってください。
http://untenteisya.blog.fc2.com/blog-entry-856.html


↓メーカーのページはこちら
http://www.nikon-image.com/products/lens/nikkor/ai_af_nikkor_50mm_f18d/


最後にちょっと諸元
Ai AF Nikkor 50 mm F1.8D
最短:0.45m
絞り解放:F1.8
レンズ構成:5郡6枚
絞りばね枚数:7枚
フィルター径:52mm


最終更新 2018/04/22


※試験設置※
↓INDEXページに飛べます
http://untenteisya.blog.fc2.com/blog-category-22.html


  1. 2018/04/15(日) 14:52:59|
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レンズの話題 97本目 【LUMIX G VARIO 14-42mm / F3.5-5.6 II ASPH. / MEGA O.I.S.】

出かける前にさらっと行きます。


今回は、、、



_DSC1827-501.jpg
LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 II ASPH. MEGA O.I.S.です。

GX7でレビューしていきます。


_1260670-501.jpg
F5.6時の描写です。見た感じ、硬そうに見えますがピント面を外すととっつきやすい程度に砕けます。


_1270122-501.jpg
18mm解放時のぼけの様子です。


_1260215-501.jpg
逆光時は必然とコントラストが低下します。エッジはそのままです。


_1260683-501.jpg
25mm付近 F5.6にて。

        _1250924-501.jpg
小さいカメラに、小さいレンズですので手軽に向けることができます。


_1260701-501.jpg
逆光時は光源を入れない限りはフレア・ゴーストの心配は少ないと思います。


_1250921-501.jpg
撮らせる意欲を減らさない小ささで得られるものがあります。



感想に入ります。

適当に撮っててもそれなりに写ります。特長はと言われるとなく、普通すぎるレンズです。

マウントがプラスチックか金属と2種類あるようです。小さすぎるという事もあり取り回しには十分注意が必要です。持っている事、また存在を忘れて踏んづける可能性すらあります。


_1270067-501.jpg
最後に大きさの目安をご紹介します。この小ささは他のレンズを携行することを苦にさせません。

スタートの1本には満足度を得られます。但し飽きるのが目に見えているレンズでした。


メーカーのページはこちら↓
http://panasonic.jp/dc/lens/products/lumix_g_vario_14-42.html


最後にちょっと諸元
LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 II ASPH. MEGA O.I.S.
最短:ワイド側から20mmまでは0.2m それ以降は0.3m
絞り解放:F3.5-5.6
レンズ構成:8郡9枚
絞りばね枚数:7枚 円形虹彩絞り
フィルター径:46mm



最終更新 2018/02/17



  1. 2018/01/30(火) 22:52:59|
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レンズの話題 96本目 【Ai-S Zoom Nikkor 28-85mm F3.5-4.5】

半額の値札が付いたケーキがよく見つかる時間帯も終わりでしょうか。26日を目前にもう、来週は元日です。





今年最後のレビューはこちら。



_DSC1611-501.jpg
Ai-S Zoom Nikkor 28-85mm F3.5-4.5です。乗り潰しと急きょ故障レンズの代打で投入しました。


_D7X6045-501.jpg
だいたいD4ですが、最初の3コマはD700でいきます。
ワイド側でF5.6時にて。左上が多少おちている以外は普通です。


_D7X5783-501.jpg
本レンズは28mm側のみマクロ機能がついています。右下の影でお判りいただきますように、かなり寄ることができます。


_D7X6638-501.jpg
F5.6で寄ったものを。


_DSC6492-501.jpg
3つ続けていきます。こちらは開放で85mm側です。


_DSC6491-501.jpg
こちらは50mm付近。


_DSC6490-501.jpg
最後に28mm側です。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、F値が変動のレンズのため、露出に若干の誤差がわかります。またワイド側・テレ側でそれぞれ歪曲収差も確認できます。


_DSC5525-501.jpg
強い光源では特に開放で派手にゴーストが発生します。


_DSC5527-501.jpg
絞ると(こちらはF8)改善が見られます。気になる方はハレ切りが必須です。


_DSC6500-501.jpg
テレ側解放でぼけの参考に。


_DSC5543-501.jpg
F8まで絞り込むと安心できる「いつもの流れ」があります。


ヤッツケになりましたので感想に入ります。

TwitterのTLを眺めていましたら「これいい」のレビューがみられ、機会が私にも回ってきました。確かにいいとも言えますが感想を申し上げますと「贅沢と我儘を言わなければ いい」でした。持った印象は190gの缶コーヒーくらいの感覚です。

以前、Ai-S35-70mm F3.5と購入時に悩んだ際に本レンズと悩みました。35‐70は前郡が中で動くだけでほぼインナーズームだったために、それで候補から外れてしまったのです。
多少の歪曲はあるものの28mmで引けるのは強みです。汎用性に帰属するというべきでしょうか。

堅実で普通のレンズでした。


↓メーカーのページはこちら↓
http://www.nikon-image.com/products/lens/nikkor/ai_zoom_nikkor_28-85mm_f35-45s/


最終更新 2018/01/09




  1. 2017/12/25(月) 23:55:49|
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プロフィール

放問者

Author:放問者
御アクセスありがとうございます。

鉄道撮影と駅訪問を主体に活動中です。
今日も、きっとどこかの線路脇にいます。

レンズの作例は、
カテゴリ内の『INDEX集』からどうぞ!!

Party now(2017/06/09)
Body
・D4
・D700 × MB-D10
・F2 Eyelevel(black)
・F-501

・LUMIX DMC-GH3
・OLYMPUS PEN-D
・Konishiroku Pearl II
・Nicca Type-ⅢF

Lens
・GN Auto NIKKOR·C 45mm F2.8
・NIKKOR H Auto 50mm F2
・NIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4
・NIKKOR P・C Auto 105mm F2.5
・Ai AF Nikkor ED 300mm F4S(IF)
・TAMRON 02B

・Ai-S Zoom-Nikkor 35-70mm F3.5
・AF-S Zoom-Nikkor 24-85mm F3.5-4.5G ED (IF)
・Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm F2.8D ED〈NEW〉
・Ai-S Zoom-Nikkor 80-200mm F4

・LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
・COSMICAR TELEVISION LENS 25mm F1.4
・Industar61 52mm F2.8

・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R(貸出中)

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