暫く更新しないせいか管理人がこのコーナーの存在を忘れていました。
HDDを見返していたら同条件で2台つかっているものを見つけましたので、簡単に紹介したいと思います。

D90 + AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm F4.5-5.6G IF-ED(手前)と
D5000 + AF-S DX VR Zoom-Nikkor 55-200mm F4-5.6G IF ED(奥) です。
書きながら何が比較できるか見ていきます。
各コマ共通データは
スタンダード
5200K
1/500sec F5.6 ISO200
70mm(35mm換算で105mm)です。

先行はD90とAF-S70-300mmです。

こちらはD5000とDX55-200mmです。
前のパンタグラフが奥の架線柱にかかる手前から同時に連写で撮影し、どちらも3コマ目を使っています。D90は秒間4.5コマ、D5000は秒間4コマの連写速度ですから、D5000が若干遲切りになるのは必然です。0.5コマの速さの差は少なからずありますね。
イメージセンサーの差異はここでは抜きと考えて、次に気になるのは・・・


ここでしょうか。こちらも上が70-300VR、下がDX55-200VRです。
NX-Dで100%表示させたものをグリッドに沿ってほぼ同じ大きさにトリミングしました。
D5000についているDX55-200mmはAPS-C専用のレンズのため、70-300mm VRより周辺いっぱいまでイメージサークルを使うことになります。肝心の結果は双方F5.6まで絞ってみたものの、どちらもあまり大きな差はありませんでした。
別に小さいプリントで楽しむ分ではほとんど気にならず、ここで見る限りは差はほぼなし。しかし周辺の収差はレンズ選びで吟味するポイントで、特に動体を 止める ともなると解放か1段絞るかで撮影する被写体のため、周辺の描写でダダをこねる暇と余裕なぞありません。
あとは2つとも被写体ぶれを起こしています。1/500secでとまる場面も沢山あり、一概にはいえませんが被写体(鉄道に限ったことではない)によって止まらないことも多々あります。なんでもいいので気にする癖は必要だと考えます。
適当に感想を
5年前の画像で過去の己と対話している気分になりました。ざっと気になったところを挙げてみて、途中で記事を保存することなくノンストップでここまでやってきました。こんな画像でも情報でありますので、疑ってみるつもりでみていました。
たしかこの撮影は、初めてやった2台もちの試運転で新金線のここを選んだのだと思います。。。
- 2016/09/17(土) 18:44:13|
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この企画もまた暫くです。
今回の比較対象は、、、

Ai AF-S Nikkor ED 500mm F4D (lF)(左)と
Ai-S Nikkor ED 400mm F2.8(IF)です。
レンズフードが無い分500mmが小さく見えますが、フードも含めるとだいたい背丈は並びます。
この2本で、F4とF2.8の差を見比べてみたいと思います。
各コマ共通データは
スタンダード
5000K
1/160sec それぞれ解放絞り ISO6400です。

先手は500mmです。露出はこちらを基準にとり、バラスト等のディテールは無視しています。

こちらは400mm。解放がF2.8ということもあり、諸々アンダーで締まっていた部分が同じ1/160secでもハッキリ確認できます。
もう1つ行ってみます。
各コマ共通データは、先ほどと同じで
スタンダード
5000K
1/160sec それぞれ解放絞り ISO6400です。

今度の先手は400mmです。明るさの確保はお手の物ですね。

一方でこちらは500mmです。400mmより一足入ったリーチの長さが際立ちます。
感想に行きます。
敢えて暗い空間で高感度と共に、ある一定の暗さを確保するため、比較にあたって地下鉄を選択しました。この上記の露出で、ほかの規格を持ってくる選択肢の足場はだいたい崩れると思います。
ISO6400に対して1/160secで切っていますので、実際のフレーム内はかなり暗いです。今回のお題目であるF値で見ると、やっぱり明るい400mmに軍配が上がります。もしF2.8で光量に余裕がある場合は、絞って使うという選択肢も可能です。なおリーチでは500mmが有利ですね。
400mm F2.8と500mm F4の2本は、明るさを取るか、長さを取るかでそれぞれ一長一短です。使ったフィーリングによる好みもありますし、どちらかをもし起用するにあたった場合、自分の撮影フィールドで明るさと長さがどこまであれば最もいいかという把握が第一だと思います。
ともあれ重量級レンズ2本の簡単な比較でございました。
- 2016/01/17(日) 22:49:25|
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管理人が企画を忘れるほどに成長しているこのコーナーです。
今回も画像がありませんが、比較対象はズバリ
「フルサイズ」と「APS-C」です。それぞれの代表として、D700とD300で比較します。
各コマ共通事項は
「Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm F2.8D ED〈NEW〉」
晴天5200K スタンダード
1/6400sec F2.8 ISO200
歪曲収差のみRAW現像にて補正しています。

先手はフルサイズです。
イメージサークルを一杯まで使うので光量落ちが発生しています。フォーマットが大きい分、被写界深度が浅くなるので大きくぼかすことができます。

こちらはAPS-Cの作例です。
フルサイズ用のレンズを使っているため、収差と光量落ちが回避できます。フォーマットの関係で深度を深くすることができる反面、レンズによってはピントの位置が把握しづらくなる場合があります。
もう一つ行ってみましょう
各コマ共通事項は
「Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm F2.8D ED〈NEW〉」
晴天5200K スタンダード
F5.6 ISO200
歪曲収差のみRAW現像にて補正しています。

フルサイズは周辺が改善されます。被写界深度もF2.8よりも深くなり、APS-C機ほど深くなくとも立体感を得ることができます。

APS-Cではフォーマットの小ささが活きて、フルサイズと比較すると深度どころか画面がパンフォーカス風になります。
感想に入ります。
今回の比較は強行のオンパレードで、ものすごく極端です。
焦点距離は大体それぞれ200㎜程度で、ここの作例ではレンズの関係でフルサイズが実は1.5倍くらい不利です(言い訳)
F2.8の作例はF5.6時のEV値からたどっていき、光量落ちを無理やり起こしています。露出の基準は比較的多くやってくる銀色の車体であわせています。
F5.6時の作例は順光時間に八広駅に着くことができず、「逆にいいじゃん」なんて思いながらこちらは無理やり面トップにて出しています。右ハシの緑色でも、2つの差異が見えたりします。
あくまで今回の比較は優劣を決めるものではなく、単なる
参考になるかよく判らない微妙な資料に過ぎません。
「APS-C機とフルサイズ機を同条件でつかってみた」くらいの程度で見ていただければ、管理人としては幸いです。
今回の撮影は続編もありますので、一応程度でお楽しみに・・・
- 2015/10/08(木) 22:33:59|
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忘れたころにやってきたこの企画です。いやぁ同時に2本のスタイルでやるとなかなか作例がたまらな...(以下略
時間とともに、ちょうどいいところで参考資料ができたのでご紹介します。
といってもレンズ2本がそろった画像がありません。今回は、、、
「 Ai-S Nikkor 35mm F2」
「AF-S Zoom-Nikkor 24-85mm F3.5-4.5G (IF)」
です。
各コマ共通データは
D700
スタンダード
1/250sec F5.6 ISO200 晴天A1
では行ってみましょう。。。

先手は私の愛刀Ai-S35mm F2です。
ハレーションを拾ったりと、時代相応のレンズに思えます。
光源によってコントラストも落ちるのでアッサリしていますね。主に右下の線路のシャドー部でよくわかります。

後攻はAF-S24-85㎜ F3.5-5.6Gによる35㎜域です。
EDレンズの恩恵か、ハレーションが軽減されています。ゴーストの発生は避けられません。
あとは無編集なので、容赦なく歪曲収差が出ています(ソフトで補正可能)
感想に入ります。
今回は35mm対決にしてみました。パースがつかない広いレンズとして在る35㎜ですけれども、皆さんは使っていますか?
1981年登場の単焦点レンズと、2000年に登場したズームレンズということでブランクは19年。201系とE231系くらいの時間の差があります。
線の強さはAi-S35㎜ F2
ハイライト、シャドーの許容値はAF-S24-85mmといったところでしょうか。
ぶっちゃけいえば、
「場所や用途に応じて選択せよ」が本音です。注意して拡大しない限り、普通にみる分ではそこまで明瞭な違いはあまり見られません。
バランスアップのもうひと品といわれるように、どちらも鞄に偲ばせたいと思う2本でした。
↓以下てきとうに↓
少し練習も込めて、久し振りに手をつけたこの企画です。同じ場所、同じ露出設定でが一応の条件でありまして、なかなか進むことができませんでした。
実はまだ比較データを隠し持っています。それは、また忘れたころにでも・・・・
- 2014/12/04(木) 23:32:35|
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比較なんて、カメラ雑誌がこぞってやっているからいいや。。。
なんて遠慮していました。自分なりに味見した結果で自分の一意見をつくろうと、今回からシリーズにしていきたいと思います。
今回出ていただくレンズは・・・・・・?

Nikkor H Auto 50mm F2 と EF 50mm F1.8Ⅱです。
D700とEOS 5Dで比較していきます。
各コマの共通データは、F2.8 WBは太陽光です。

Auto50mm F2は、Nikkorらしく硬調です。
後ろの電線までこれでもかと見せていますね。しかし太陽光でも青が強いです。

一方のEF50mm F1.8も、芯があって安定どころを突いています。
軟調な分だけボケも角がとれた様子が伺えます。何よりビックリなのはデジも相まってWBの適正度も驚きです。
感想に入ります。
初っ端は、Fの時代とEOSシリーズになりたて頃に出た2本です。走り出しを共通点に今回はチョイスしました。
私としてはEFレンズとは95%以上無縁で、Nikkorの描写を今まで見てきた身としてはEF50mmは新鮮でした。新品においても、1万円を切るコストパフォーマンスはとても目を引きます。少しだけさわって気づいたのは、五角形絞りという点です。
どちらも表現でみれば、いいところ尽くしです。当時は高級品だったAuto50mm F2も、いまや4桁で手に入れることができます。
ズーム主体になりがちですが、大袈裟に言えばお守りとして(
某ゲームで言えばダメコンとして)上着のポッケに入れていたい2本です。
この企画はやろうやろうと思いながら、1年弱かかってしまいましたが、なんとかシリーズ化までたどり着きました。
全く手探り感が拭えていませんが、うまくやり繰りしてもっと軟調な中身にしていきたいと思います。
- 2014/04/27(日) 14:34:16|
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