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酒々井の夜明け

多様なレンズを通して鉄道を見つめるNikon持ちのブログ 

レンズの話題 108本目 【Ai Micro Nikkor 55mm F3.5】

さて令和1発目です。














_DCC5556-501.jpg
Ai Micro Nikkor 55mm F3.5 です。

お借りして使わせてもらいました。



_DSC4749-501_20190621154843c6d.jpg
マクロレンズという事でしょっぱなから寄ったものを。F16まで絞り込んで撮影しています。


_D7X9875-501.jpg
D700にて屋外での逆光時の様子。


_DSC1530-501.jpg
F5.6時。




_DSC7871-501.jpg
3つ続けていきます。F3.5


_DSC7872-501.jpg
F8


_DSC7876-501_01.jpg
最後にF22です。





簡単でございましたが感想へ

描写の傾向は、一貫して誇張のないニュートラルの絵です。遠景より近寄った状況で撮影すると鋭いエッジとヌケに出逢えます。

F値ごとで絵の変化はなく被写界深度だけが変わる印象がありました。他にも味見程度での所見ですがAi-S Micro105/4やAi Micro200/4(Ai-Sだったかも)あたりも、同じ傾向です。地味な特徴でありながらも優秀なポテンシャルと考えます。


当記事史上、初めての純粋なマクロレンズを取り上げました。
実は総合的なレンズの「ヌケのよさ」は55mm F2.8(型番わすれた)の近寄った際のエッジの立ち方、被写体の滑らかな質感で知りました。

近接の撮影は縁が全くないなか、ある意味でマイクロニッコールは、きっかけと気づきをくれた分野だったのかもしれません。



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最終更新 2019/06/21




  1. 2019/06/21(金) 22:42:17|
  2. レンズの話題
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レンズの話題 107本目 【TAMRON SP 17mm F3.5(151B)】

たぶん、これが平成最後のレビューになります。。。





























_1130304-5000-501.jpg

TAMRON SP 17mm F3.5(151B)です。

先日のCP+にて開かれました中古カメラフェアにて入手しました超広角レンズです。

_D7X1649-501.jpg
まずは買ってファーストインプレ。使用機体はD700でレビューしていきます。

絞り開放時の画面でありますが、一番目を引いたのは歪曲収差の前に点光源から何か伸びています。このタイプは初めてです。


_D7X1652-501.jpg
ゴーストはよしとしてもそれの解消はF5.6まで絞ると消えるようです。


_D7X2357-501.jpg
光源を中央へ持っていくと「〇」になります。


_D7X2471-50135.jpg
周辺減光を抜粋しながら見てみます。こちらは開放のF3.5

_D7X2462-50156.jpg
F5.6。強いての実用ラインだと思います。

_D7X2464-50111.jpg
F11まで行けば問題なくクリアーできます。


_D7X2755-501.jpg
20mmを下回るレンズでありますのでパースの効果が更にきつくなります。


     _DSC4569-501.jpg
D4で開放のカットを2コマ。おおきく引き伸ばして出力しないなら気にならない感じがします(この基準は個人差があります。


     _DSC4572-501.jpg
だいぶ寄ってぼけの様子。



     _D7X3309-501_01.jpg
絞り羽根は五角形です。


_D7X3300-501.jpg
手前の情報を活かした距離構成の画面も面白いです。




感想などに入ります

超広角のレギュラー化はどうするかの議題は2013年頃から本レンズを含め、計画のうちにありました。超広角ズームを投入するものの大きさと使用頻度は割に合うものでなく、24mmスタートの標準ズームで間に合うというものに。
この度、パシフィコ横浜での企画にD700を下げてしらみ潰しに歩いていると、本レンズの存在に目が行きました。

「待てよ? APS-Cでも24mm付近の数字は確保できるな。DX専用レンズを切って、24mmスタートのFX用レンズで固めてもこいつなら代役が利くし、ましてやAPSに広角を預けるくらいならうちにはエースが2台も居るじゃないか。決まりだな…この大きさなら運用できるはずだ。」

同じ売り場にトキナーの17mm F3.5もあり、店の方にことわってから周辺、強光源だけチェック。後者は8割評定から捨てていました。
本レンズにした理由は根本的に経験値だったと思います。さすがにレンズ単体での解像力は補正でどうにもできません。



絵の傾向は、実際に使うとSP銘のレンズに偽りは無く、絞れば強い解像力を叩きだしました。
使ってて気づくのはミドルのラインが狭くすぐ片方の方向に持っていかれるところ。この辺は欲しいラインを明確に意識し、あとは焼きでカバーです。総合的には出来のいい玉だと思います。銀塩では線の強いシーンで泣き所となりそうな点が但し書きです。

歪曲収差の曲がり具合も気になりはしたのですが、問題は、街灯程度の光源で出るアレです(作例参照)。


F値の傾向としては

F3.5:中心、周辺ともに解像は甘く減光も目立つ
 F4:中心が解像し始める
F5.6:減光はあるが、解像とともに安定はこの辺りから
 F8:減光がほぼ解消する
F11・F16:ピーク



_DSC4829-501_2019042012481319e.jpg
空間をより活かす。超広角レンズの愉しみです。

ちなみにですが、MFレンズにつきボディ内で焦点距離を入力する際に「17mm」がないので、近隣の数字で対応します。


最後にちょっと諸元
TAMRON SP 17mm F3.5(151B)
最短:0.25m
絞り解放:F3.5
レンズ構成:10郡12枚
絞りばね枚数:5枚
フィルター径:67mm



メーカーのページはこちら↓
https://www.tamron.co.jp/data/a2-lens/151b.htm



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最終更新 2019/04/22
  1. 2019/04/20(土) 12:58:37|
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レンズの話題 106本目 【Ai-S Nikkor 300mm F2.8 ED IF (NEW)】

そろそろ送り出す時がきたようです。












































_DSC1090-501-501.jpg
Ai-S Nikkor 300mm F2.8 ED IF (NEW) です。

こちらは最短撮影距離が3mのものになります。


_DSC7600-5000-501.jpg
近いピント位置で撮ったものから行きましょう。開放の画面です。

これだけD4で撮影したものになります。


_DSC2227-501.jpg
ここからはD700。

ピント位置は50mくらいでしょうか。こちらも解放です。



_DSC7076-2000-501_01.jpg
D700の常用感度ぎりぎりのISO6400で。足の遅い被写体をなんとか捉えます。明るいレンズは撮影のチャンスを広げます。



_DSC2802-5000-501.jpg
こちらもISO6400。夏至ちかくの19時30分ごろです。

ハイビームの耐性は結構優秀で、かなり発生を抑えています。



     _DSC9612-501.jpg
開放で逆光むきのカット

     _DSC9595-501_20190325223200fdf.jpg
比較用でこちらは開放で半順状態のもの
※こちらの2カットは信越本線撮影の合間、公道から撮影しております。

_DSC7235-591_01.jpg
こちらは絞り込んだF8時の画面。


     immm030-501.jpg
Film:Kodak GOLD200
開放で被写界深度の参考に。


210137の8500-501_01
Film:RVP50(+1) GT-X980
Fにポジフィルムを詰めて開放の1発勝負。

東武6050系と背景の山のエッジをよく描き、立体感を引き立たせています。。




作例を揃えていたら、だいぶ似たり寄ったりの絵しか集まらなかったので、この辺で感想に入りたいと思います。

 絵のテイストは、Fマウントを送り出してから20年以上の研究を積み重ねて得てきた「考え抜かれた答え」の印象を持ちます。
これに近いものは、当時の50mmの変遷でも見受けられ、Ai-S Nikkor 50mm F1.4がそれにあたります。角が少しとれたようなそんな絵です。どんなシチュエーションで使っても良好な結果を導き出してくれます。

描写の傾向は覚えている限りで、作例をご覧いただきますように解放から惜しみなく使うことができ、1段しぼったF4からより安定します。
逆光時のエッジの破たんは上手い補正でそれなりに残り、ゴーストの逃がしはAiAF-S Nikkor 300mm F2.8D Ⅰ型SIGMA AF APO 300mm F2.8 ZENのほか、トキナーの金リングなどもみた中で、もっとも優れ、うるさくない結果を出してくれました。


本レンズ含め、明るい超望遠レンズを起用するメリットは、撮影時間の拡張にあります。これはF値1段で何ができるかご存知な方にとっては首を縦に振れる事柄と筆者は考えます。
高感度が伸びるデジタルカメラに、F値が明るいレンズとの組み合わせともなれば、さらなる撮影時間の拡張も可能になります。

F値に伴い圧縮と、より浅い被写界深度による強調が明るい超望遠レンズの起用を促します。昨今ここが本当の真骨頂ではないでしょうか。規格でなければ設けられない領域なのであります。


ハッキリ申し上げましょう。秀逸な絵を魅せてくれます。



 レンズの使い勝手はこの昨今において、AFが搭載されていないため、まことに残念ながら万人受けとは言えないでしょう。
重量はサンニッパ規格としては平均的なものです。このレンズ唯一の難は、どのFマウントMF超望遠でも言えたことでありますが、マウント部にある絞りリングからの絞り値調整になることに伴い、構えた状態で絞り値の変更ができません。

余計な機構は積んでいないため故障個所の特定は容易になり、余程ぶつけて光軸を曲げたりしない限りは、保守点検費も安上がりにでき簡便なモデルになります。

また、ある有名中古カメラ店の方によれば、「最新のレンズは部品代(おもに電子系)で高くつき、なおかつ生産が終わったら修理不能になるため、永らく維持するならマニュアルのレンズがいい」と、知り合いのAi-S400mm F2.8購入について行ったとき、そう仰っておりました。




ここで、約6年前から多様な型番の超望遠レンズを扱ってきた経験をもとに、超望遠レンズの運用のしかた等を折角なので記載したいと思います。

でかい、重い
それだけです。そのへんの70-300mmと扱いは変わりません。丁寧に。
重さで文句を吐いていては始まるどころか電源ボタンすら入れておりません。ましてや電気屋にある品物のサンプル箱を眺めているだけです。嫌なら他の選択肢で妥協することを左拳で強くおすすめ致します。四の五の言わずに鍛えてください。

重心を知る
構えたときにどこにあるかわかります。だいたいのモデルはおおむね分散されていますが、400mmは前寄りか前玉だったりで手持ちで構えたさい、注意です。
前玉を地にして立てると場合によっては転んでしまうもの(Ai Nikkor ED 500mm F4P(IF)など)もあります。

ストラップは付けること
上の外観画像は借り物だったためストラップは付けませんでしたが、おもに手持ち撮影が多い場合は、ストラップの取りつけは必須になります。
何故かと申しますと、マウント保護の名目があり、カメラのグリップ本位で振り回していると、力はマウントの接合部分に集約されます。テコとなってしまい、最悪、光軸がズレるといった、カメラ本体側のマウントにも影響がでる恐れもあります。
そうして力がかかってしまい、筆者はSIGMAのアポゼンサンニッパの、フィルターを入れられる手前の部分からなる、接合部分をこれで壊しました。

ストラップはカメラにつけるものと同様のネックストラップで大丈夫です。重さで伸びず、肩にかけた際にしっかりグリップするものがよいかと存じます。


周囲に気を使う事
最低でも自分の立ち位置から3m圏内になにがあるかを把握します。
当然ながら後ろもです。わかりやすい例としてもし、『子供が親の手から勝手に離れて指定圏内へ向かって走ってでも来たら。』といった副次的要因を、超望遠レンズ込の長さと、到達時間等を見積もらなければならず、使用を中止することもあります。
またそんな場所で使うことがあるなら、ほかで使うプランをまず検討することも絶対的に視野です。こういう事もあり高密度の場所は多大なストレスとなってしまい、筆者は過度な撮り鉄密集などの「意思によって避けられるもの」を除き人ごみが苦手になり、大勢で密集して何かを撮ることは無くなりました。最悪けが人が出ます。

慣れてきたら、「安全確認(この時点で欲しい露出は完璧にできている)」→「かまえる」→「微調整」→「構える」→「撮影(ワンショット)」→「おろす」

この流れにどれだけの時間をつかったか意識をしてみるとよいでしょう。編成写真など鉄道撮影の場合は、対象の到達時間もこれに加算して数字にします。

これもあって、広角レンズでの空間の情報を集める能力は必須事項となります。「自分の周りに何があり、何がどのようになっているか」視覚情報と処理能力はフルで使います。ついでに物音の距離情報を耳だけで判別できると安全性の貢献につなげることが出来ます。


・手持ち撮影でぶれにくくホールドさせる方法

1、まずはボディとのマッチングと重心チェック
2、つづいて立ち位置の足元をチェック(砂地、石畳などは特に)し接地を確認

3、適度に足を開いて立ちます。その際、ヒザを遊ばせず必ず固定させます。足を開きすぎるとその姿勢が長く維持できません。
4、構えます。ファインダーの接眼部まで持っていったらどこに重さが載っているか手と腕の感覚を把握します。

5、右手、左手に力は入れません。いつもの軽快さはどこに行ったのでしょうか。
6、上で述べました、安全確認はよろしいでしょうか? 可否でだいぶ余裕が変わります。
7、大きさ、重さが多少違うだけです。普段通り、慎重に、落ち着いて、大胆に攻めていきましょう。 

以上

慣れますと手ぶれ補正の恩恵を肌で感じることが出来ます。必要と感じたら身体を鍛えましょう。

※こちらの方法は利き目が「左」、軸足も「左」の筆者が研究してたどり着いたやり方です。併せて必ずしも正しいやり方とは限りません。あらかじめご了承ください。




ここから下のシークエンスは、本レンズで撮影したものを好みでRAW現像したものです。

_DSC1378-501.jpg

_DSC1383-591.jpg


_DSC1386-591.jpg


_DSC1387-591.jpg


_DSC1388-591.jpg

これを撮影したとき不思議な感覚を持ちました。特別何かしたわけではありません。


全ては両手に、意志の解放を右手に、まなざしは左手に、ファインダーの先に狭く小さな世界はありました。




最後になります。記事を書いていて目頭があつくなりました。
露光時間にだけ現れる灯や命のようなものがあります。出逢いに行くためにこれを持っていくのです。

あと何度、このような邂逅をが許されるだろうか。
あとどれだけ、本気でぶつかれるだけの相手に出逢えるだろうか。

最後になって「写真やっててよかった」と云えるようになれるか。



本レンズは、私にいちばん最初の通過点と原点をくれました。







最後にちょっと諸元
Ai-S Nikkor 300mm F2.8 ED IF (NEW)
最短:3m
絞り解放:F2.8
レンズ構成:6郡8枚(保護ガラス1枚)
絞りばね枚数:9枚だったはず
レンズフード:HE-4
フィルター径:39mm(内蔵式)
最大径×長さ:132×255(mm)

情報の一部は、 双葉社 季刊クラシックカメラ特別号ニコンF100+ニッコールレンズ  1999年10月06日発行 による

INDEXページはこちら↓
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最終更新 2019/03/26

  1. 2019/03/26(火) 23:12:21|
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レンズの話題 105本目 【Nikkor-O Auto 35mm F2】

10日間ほど体調を崩し風邪をひいておりました。


行ってみましょう




















KIMG0473-501_01.jpg
Nikkor-O Auto 35mm F2です。







_DSC2578-501.jpg
まずはF11。くどくないキレの出迎えがありました。


_DSC3862-501.jpg
通るたびにレンズを試す場所にて。

50mmより、35mmは若干広く、28mmと違いパースがつきません。


       _DSC3897-501.jpg
こちらは絞り解放。ピント位置は速度制限標識で、3.5m程度です。


       _DSC3891-501.jpg
ここまでD4にて撮影です。

こちらは同じ条件でF5.6で狙ったものです。





_DSC2062-501.jpg
ここから下はD700です。

こんどは開放で寄ったものです。エッジは崩れつつも嫌になれない線を保持しています。






_D7X0160-501.jpg
周辺減光をみてみます。まずは解放から


_D7X0159-501.jpg
F2.8

_D7X0158-501.jpg
F4

_D7X0154-501.jpg
最後にF5.6。




_D7X0354-501.jpg
逆光時はこのとおり。単層コーティングのものです。


img369-501.jpg
Film:RDPⅢ
なお小さい灯りでもゴーストが発生します。


img377-501.jpg
Film:RDPⅢ
たしかF4時のもの。精巧なエッジで線を描いています。







感想に移ります。

Nikkorらしいオーソドックスなレンズです。きちんとピントを当てて行けば結果が返って来る素直なもので、強いて上げるならシャドーの黒締めだけ気にしながら撮影していました。

ちょっとした光源でゴーストが発生するため画面内で邪魔になる事が想定されます。どの進入角でどう逃がせるかを頭で見積もれるとお友達になれそうです。

その他はこれといって目だった特徴はありませんでした。



遠距離・中距離で試した、F値ごとの所見は
開放:四隅が半段と少しばかり減光。解像せず緩い、2線ぼけの傾向
F2.8:周辺減光が適度に改善。ピント面の解像度が持ち上がる
 F4:周辺減光・四隅の緩い解像度が概ね解消する。
F5.6~:エッジはだいたい一定で変化は被写界深度のみ。確認する限り、絞り込んでも回折は発生しない 

実用ラインはF4から。じっくり撮影できるのであれば光量の限り絞ると良好な絵に出逢えます。


_D7X0788-501.jpg

35mmは引きがある分、抱えることが出来ます。

それ即ち逆も可能で接近して押し通すやり方も可能です。だからこそ50mmとは違う、接近戦に特化した『頭での三次元構成』が活きるのです。



もし中古カメラ店にあったら値段と相談です。


最後にちょっと諸元
Nikkor-O Auto 35mm F2
最短:0.3m
絞り解放:F2
レンズ構成:6郡8枚
絞りばね枚数:7枚
フィルター径:52mm



INDEXページはこちら↓
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最終更新 2019/02/22
  1. 2019/02/22(金) 22:39:02|
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レンズの話題 104本目 【SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM】

今年1本目です。このコーナーも元気よく盛り上げたいと思います。



































_1130168-501_02.jpg
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSMです

レビューが沢山ある玉ですので筆者のフィールドで使ってみてどうだったかを載せていきます。



_DCC6049-501.jpg
新しい設計のレンズほど即座にやりたくなる、逆光時の撮影です。

やはりコーティングが優秀で、純正と肩を並べる耐性を感じます。画面 右両端のケラレはフード装着時に起きたものです。有無で変わるかは今後しらべます。


_DCC2803-501.jpg
ズーミングで光源をどのくらいの面積で入れているかで発生するのではとも考えます。ちなみにフードは付けていなくても起こるようです。


_DCC0907-501.jpg
遭遇率がないために未だ未調査なのですが、フードの内面反射ではないかと考えています。



_DCC7330-501.jpg
35mm付近でF5.6時。全般的にここが安定ラインという印象です。


_DCC7325-501.jpg
型番にMACROとあるようにどこまで寄れるか試してみました。

こちらはテレ側の解放で目いっぱい寄ったものです。わずか数センチと、あまりに寄れるのでフードは外しています。
ここで注意なのはかなり寄れる分、対象物をレンズで傷つける恐れが少なからずあるので、近づける前、撮影前、撮影後に目視での確認が必須です。


_DCC7326-501.jpg
上のカットから引いたものです。


_DCC6722-501.jpg
D7100との相性もあるのかもしれません。一概にいえませんがこれで初期設定のスタンダードです。


     _DCC2997-501.jpg
テレ側解放で近距離の物もの


_DCC3060-501.jpg
こちらはテレ側解放でだいぶ寄ったものです


_DCC5507-501.jpg
こちらはニュートラルで元から+1/2EV。


_DCC7452-501.jpg
手ぶれ補正の効果はかなりあります。こちらは52mmで1/25sec

稼働時はとても静かです。


       _DCC7415-501.jpg
58mm付近でぼけの参考に。円形絞りのため絞り込んでも不要に光軸は出ません。


       _DCC7816-501_02.jpg
ワイド側は25.5mmの数字を確保しています。


_DCC6599-501.jpg
欲しいときに手元にあるとだいたい拾ってくれます。



感想に移ります

再度申し上げますが、設計が比較的新しいレンズにつき他の方のレビューも併せてご覧ください。

絵のテイストは良くも悪くも最近のレンズを扱っている印象で、「適当に任せときゃ大丈夫」といった思いをもちました。開放から解像力重視でコントラストも固め。そのほか出てこないレンズでありました。

うま味として好感だったのは、カバーできる焦点距離が25.5mm~105mmとまず便利で、1.3クロップまで併用すると136.5mmをF4の解放値で賄うことが可能であることです。在り難いことに先日の東北方面2泊3日行程でも着けっぱなしで、本当に1本であらゆるシーンを賄えます。



唯一、使いづらいと感じたのはD7100のセンサーも考えられますが、コントラストが高いためか適正露出のラインが読みづらかった点。これは別方面からみれば多少の露出の差に誤魔化しがきくという事です。ズームレンジがありF値も多少明るい点は、汎用性の高さで大きく評価できるものの、これを最初の1本にするのはお勧めいたしません。このレンズは過走の意味を込めて出来すぎています。


ズームリングの回転がNikonの純正レンズと逆なのには筆者は前回の紹介レンズで慣れております。
レンズシステムが完全にNikonで固めていると少々不便かもしれません。また他の個体はさておき私の持った個体は、自重でズームリングが伸びたので絶対ズームロック機構はあったほうがいいものと考えます。


遠景でテストした一定条件での描写の傾向は(筆者記帳のメモによる)
17mm: 周辺の妥協はF4、おおむね安定はF5.6付近から。中心は開放から良好。F16以降で回折の傾向
24mm: 周辺はF4も実用ライン。中心と併せたピークはF8付近。F11付近から回折の傾向
35mm付近: F16で中心・周辺 回折確認 F4からおおむね実用
50mm付近: F16から回折 中心は解放から、周辺はF5.6くらいから実用
70mm付近: F5.6から安定ライン 周辺中心ピークはF8付近 F11付近からかいせつ

どのレンジもF5.6を意識して露出を作ると安定した絵を得ることができそうです。周辺を使わない撮影では解放から実用でき、速いシャッタースピードが必要な場合はF4を意識しつつ、テレ側は多少しぼるとマシになります。


歪曲収差は
17mmで 2%程度の樽
22mm付近を境にそこから糸巻き収差へ、70mmテレ側は2%弱。といったところ






本レンズである場所から外へ出たい場合は露出ワークを齧る必要があります。でなければこのレンズは永遠の迷路です。


最後にちょっと諸元
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
最短:0.22m
絞り解放:F2.8-4
レンズ構成:14郡16枚
絞りばね枚数:7枚
フィルター径:72mm

メーカーのページはこちら↓
https://www.sigma-global.com/jp/lenses/cas/product/contemporary/c_17_70_28_4/

INDEXページはこちら↓
http://untenteisya.blog.fc2.com/blog-category-22.html


最終更新 2019/04/05



  1. 2019/01/17(木) 22:58:53|
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プロフィール

放問者

Author:放問者
御アクセスありがとうございます。

鉄道撮影と駅訪問を主体に活動中です。
今日も、きっとどこかの線路脇にいます。

レンズの作例は、
カテゴリ内の『INDEX集』からどうぞ!!

Party now(2019/08/29)
Body
・D850 × MB-D18
・D700 × MB-D10
・D7100
・F2 Eyelevel(black)
・F-501

・Konishiroku Pearl II
・RICOHFLEX Dia
・LUMIX DMC-GF1


Lens
・GN Auto NIKKOR·C 45mm F2.8
・NIKKOR H Auto 50mm F2
・NIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4
・NIKKOR P・C Auto 105mm F2.5
・TAMRON 02B


・AF-S NIKKOR 24-120mm F4G ED VR
・Ai-S Zoom-Nikkor 35-70mm F3.5
・Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm F2.8D ED〈NEW〉
・Ai-S Zoom-Nikkor 80-200mm F4

・LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
・COSMICAR TELEVISION LENS 25mm F1.4
・Industar61 52mm F2.8

Scanner
・EPSON GT-X830

Lens testing 1

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